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ルネ・マグリット展

ルネ・マグリット(1898‒1967)の日本で初めての大規模な回顧展で、ベルギー文化省によって編成された。20代の一時をパリで過ごし、アンドレ・ブルトン率いるシュルレアリスム運動に接触しながらも、その後はベルギーを拠点に独自の幻想世界を探求し続けたマグリットの孤高の画業の全貌を、彼が自己の様式を確立しはじめた1925年から晩年までを含む油絵66点、グアッシュと素描40点によって紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1971年5月22日‒7月11日(44日間) 96,093人(1日平均2,184人) ベルギー文化省 京都国立近代美術館 毎日新聞社 24.0×25.0cm(172)p. 106点

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近代日本美術における1930年

1963年の「近代日本美術における1914年」展に続く企画で、今回は独立美術協会が設立され、フォーヴィスムの動きが明確化し、やがて日本の風土の中に定着してくるという重要な契機が作られた1930年前後の時点を捉えることを意図した。ここに古賀春江や三岸好太郎らの前衛的傾向や、プロレタリア美術の動向も加えて、洋画を中心に展示構成し、昭和戦前期美術の性格を明らかにしようとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1971年4月3日‒5月16日(38日間) 15,750人(1日平均414人) 25.9×18.5cm(32)p 108点 59人

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バウハウス50年展

1969年がバウハウス開設50年に当たるのを記念して、67年西ドイツ政府によって組織された、かつて見ない大規模なバウハウスの総合展で、ヨーロッパ、アメリカなどの8都市を巡回、当館を最終会場として開催された。新しい近代美の創造を目指し、絵画、工芸、デザイン、建築、造形教育など広範にわたって展開されたバウハウスの実像を、豊富な資料と作品を有機的に組み合わせた構成で示したものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1971年2月6日‒3月21日(38日間) 41,516人(1日平均1,093人) ドイツ大使館 22.0×22.0cm(27)p. 約1,250点 101人

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第7回東京国際版画ビエンナーレ展

今回から京都国立近代美術館が共催に加わり、東京、京都での開催となった。41カ国が参加し、出品点数の内訳は外国134名261点、日本34名67点。出品作家は日本、外国ともに新進作家が過半数を占め、作品傾向として大型化、シルクスクリーンの増加、イメージの転写などによる斬新な傾向と、伝統的技法の新たな展開を試みる傾向などが目立った。国際大賞はスイスのベルンハルト・ルギンビュール、東京国立近代美術館賞は靉嘔(1931‒)。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年12月10日‒1月24日(33日間) 17,999人(1日平均545人) 国際文化振興会 京都国立近代美術館 ハル・ミッシンガム キャスリーン・フェンウィック 顧獻樑 ピーター・バードハ ヴィエル・モイッセン K.G.P.V.フルテン 河北倫明 23.5×18.5cm(148)p. 326点 167人

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現代イギリス美術展

国別による現代美術展シリーズの一環をなすもので、ロンドンのブリティッシュ・カウンシル美術部の協力のもとに開催された。新しい創造を目指して変化にとんだ多彩な動きをみせる世界の美術の中でも、もっとも創意と活気のある中心の一つとして注目されていたロンドン。本展は特に30歳代を中心とした新世代の動きに照準を合わせ、ポップ・アートやハード・エッジの抽象画、抽象彫刻の新しい動向などを紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年9月9日‒10月25日(41日間) 14,884人(1日平均363人) ブリティッシュ・カウンシル 24.0×25.0cm86p. 49点 デイヴィッド・アネズリー ジョン・ウォーカー アンソニー・カロ ロナルドB.キタイ フィリップ・キング バーナード・コーエン パトリック・コールフィールド アレン・ジョーンズ ティム・スコット リチャード・スミス ピーター・セッジリー ウイリアム・タッカー ウイリアム・ターンブル ジョー・ティルソン ロビン・デニー エドゥアルド・パオロッツィ リチャード・ハミルトン バリー・フラナガン ピーター・ブレイク ジョン・ホイランド デイヴィッド・ホックニー ハワード・ホッジキン デイヴィッド・ホール ブリジット・ライリー マーク・ランカスター/25人

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第10回東京国際版画ビエンナーレ展

国際大賞は斉藤智(1936‒ )、東京国立近代美術館賞はポーランドのヨゼ・ウルバッフ。大賞の斉藤作品が写真製版であるように、作品が極めて多様となる中で、現代美術展として、開かれたコンテクストのアクチュアリティに対して、版画という枠を設けることが問題になりつつあり、本展開会中、国際審査員と組織委員参加のもとで「国際版画展のあり方と問題点─特に版画の概念の変容とそれに対する展覧会の対応」についての討論会が催された。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年11月26日‒1977年1月9日(32日間) 12,865人(1日平均402人) 23.5×18.5cm (160) p. 第10回東京国際版画ビエンナーレ 映像利用の作品がめだつ / 安井収蔵 毎日新聞(夕) 1976年12月9日 「東京国際版画ビエンナーレ展」を見て / 小川正隆 朝日新聞(夕) 1976年12月21日 [美術]東京国際版画ビエンナーレ展 ひとりよがりな抽象 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1977年1月6日 [焦点 岡目八目]盛り上がらぬ東京ビエンナーレ / P&Q 新美術新聞 110・111 1977年1月1日 [今月の焦点]第十回東京国際版画ビエンナーレの問題点 / 乾由明 美術手帖 417 1977年2月 [Mizue Journal]第10回東京国際版画ビエンナーレ展ほか 現代版画は自問する / 佐々木静一 みづゑ 863 1977年2月 [Art: People And Places] / Amaury Saint-Gilles, The Mainichi Daily News, December 3, 1976 274点 99人 今日の版画制作 / ロナルド・アレー(テート・ギャラリー・キーパー) 国際交流基金 京都国立近代美術館 メルヴィン・N. デイ 中原佑介 ジョン・ウォーナー ルネ・ベルジェ リシャルド・スタニスワフスキー E. L. L. デ・ヴィルデ ジョー・ミラー ドリス・シャドボルトウォルター・ザニーニ ロナルド・アーレー リヴァ・キャッスルマン ニコラス・ドラフィン ホルヘ・グルスベルグ 乾由明 S. A.クリシュナン オレ・ヘンリック・モー

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1970年8月:現代美術の一断面

1970年8月当時の若い美術家たちの活動の一断面を示そうという意図のもと、東野芳明によって企画された。同年に東京都美術館で開催された「人間と物質」展にも顕著に見られたような、既成の枠組みを超え、ものの存在についての原理的な追求を目指した観念的思考性の強い傾向を見せていた作家たちに焦点を当てた。出品作品の多くは近代美術館という場との関連性を深く考慮しながら、新たに構想され具体化された。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年8月4日‒8月30日(24日間) 8,212人(1日平均342人) 東野芳明 26×18cm(36)p. 20点 狗巻賢二 大西清自 河口龍夫 小清水漸 菅木志雄 高橋雅之 高松次郎 田中信太郎 成田克彦 本田真吾 矢辺啓司 吉田克朗 李禹煥/13人

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シャガール展

本展は1963年に国立西洋美術館で開催された大回顧展の後を受け、彼の後半生に焦点を当てた、日本で2回目のシャガール展となった。第二次大戦が終わり亡命先のアメリカからフランスへ帰った1947年に始まり、90歳を迎えようとしていた1976年当時までに作られた、油彩、版画、タピスリーなど多岐にわたる作品が紹介された。作品選定にはシャガール自身が加わり、作家愛蔵の作品も出品された。京都、愛知、熊本に巡回。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年8月21日‒9月23日(29日間) 205,491人(1日平均7,086人) 24.0×25.0cm (188) p. 序文 / ジャン・レイマリイ シャガールのメッセージ / 穴沢一夫 人間愛貫くシャガール / 高階秀爾 読売新聞(夕) 1976年8月26日 [美術]シャガール展 豊麗な色彩の幻想 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1976年8月27日 シャガールの世界 / 小川正隆 朝日新聞(夕) 1976年9月6日 シャガール展をみて / 利根山光人 読売新聞(夕) 1976年9月13日 シャガール展 生の燃焼の境行く / 滝悌三 日本経済新聞 1976年9月14日 [美術評]シャガール展 内的表現を色彩詩で / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1976年9月17日 [The Week in Art] / Barbara Thoren, The Japan Times, September 12, 1976 136点 読売新聞社

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恩地孝四郎と「月映」

「近代作家の回顧」の一環として企画された。恩地孝四郎(1891‒1955)の足跡をたどるとともに、その初期を飾る版画誌『月映』(1914‒15年刊行)の同人、藤森静雄と田中恭吉の作品をあわせ展示し、1910年代に始まる創作版画運動の一面を探ることを意図した。展示は第1部「『月映』時代 1913‒1915」と第2部「『月映』以後 1915‒1954」の2部構成をとり、参考資料として版画誌や装丁本などの印刷物や、異なる刷師の作品も展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1976年7月20日‒8月15日(24日間) 14,009人(1日平均584人) 24.0×25.0cm (124) p. 恩地孝四郎の版画 / 藤井久栄 [美術]恩地孝四郎と「月映」展 清純な詩的心象風景 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1976年7月23日 [美術評]恩地孝四郎と「月映」展 当時、初の抽象派傾向 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1976年7月23日 恩地版画への栄光 / 小川正隆 朝日新聞(夕) 1976年7月28日 恩地孝四郎と「月映」展 “青春の悩み”を象徴 / 滝悌三 日本経済新聞 1976年7月30日 恩地孝四郎のこと 純粋版画への志向 / 小倉忠夫 みづゑ 859 1976年10月 Onchi’s creative prints exhibited in Tokyo / Helmuth Schwarzenberger, Asahi Evening News, July 26, 1976 207点 恩地孝四郎 田中恭吉 藤森静雄 / 3人 恩地孝四郎の生涯と芸術 / 関野準一郎

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第5回ジャパン・アート・フェスティバル(日本芸術祭):国内展示

日本の現代芸術文化を海外に紹介し、その市場を開拓することを目的として設立された本展も5回目を迎え、今年はニューヨークのグッゲンハイム美術館、フィラデルフィア、バークレイへの巡回に先立ち、国内展示された。公募展形式となって2回目の今年の出品作品は、6月30日、7月1日の両日に行われた審査により、約2,600点の応募作品の中から、グッゲンハイム美術館のエドワード・フライを含む13名の審査員により選ばれた。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年7月11日‒7月26日(14日間) 5,478人(1日平均391人) 社団法人 国際芸術見本市協会 乾由明 今泉篤男 嘉門安雄 河北倫明 久保貞次郎 東野芳明 富永惣一 中原佑介 針生一郎 本間正義 三木多聞 山田智三郎 エドワード・F.フライ 26.0×18.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 49点 相笠昌義 新家広子 荒木哲夫 池田喜重 今中クミ子 オオミダイゾー 岡君子 上矢津 菅野聖子 菊池武尚 北辻良央 木村利三郎 桑原盛行 清水洋子 菅木志雄 寺田武弘 戸田陽子 中里斉 中沢洋一 西真 長谷川真紀男 本田真吾 松村定育 森秀雄 山田建烈 山本衛士 湯原和夫 渡辺英夫/28人

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