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彫刻の新世代

当館ではすでに「日本画の新世代」(1960年)、「現代美術の実験」(1961年)などにおいて、現代日本美術の新しい動向を紹介してきたが、本展では彫刻の分野を取り上げ、尖鋭作家18人を選び、その代表作品を展示した。これらは、彫刻の既成概念を打破して、国際的な視野と、今日的な社会、人間、空間意識に基づいた新世代の果敢な造形意欲を発揮したものであった。選考に当たり東京国立文化財研究所の中村伝三郎を特別委員に委嘱した。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年5月17日‒6月16日(27日間) 4,207人(1日平均156人) 中村伝三郎 25.8×18.1cm(24)p 74点 江口週 小田襄 掛井五郎 小畠広志 篠田守男 志水晴児 多田美波 富樫一 中西夏之 原武典 樋口シン 日高頼子 広重昌子 三上友也 最上寿之 山崎脩 湯原和夫 若林奮/18人

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現代の日本画

開催概要 東京国立近代美術館 4階展示場 1963年4月11日‒5月12日(28日間) 24点 麻田鷹司 石本正 岩橋英遠 上原卓 梅原龍三郎 奥村土牛 小倉遊亀 小野竹喬 加山又造 郷倉千靱 杉山寧 髙山辰雄 徳岡神泉 中村岳陵 中村貞以 稗田一穂 東山魁夷 福田平八郎 前田青邨 松林桂月 安田靫彦 山口蓬春 吉岡堅二/23人

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ビュッフェ展:その芸術の全貌

抽象絵画の勢力が高まった第二次大戦後の美術界にあって、鋭利な線と、黒白を基調にした孤独な人物や風景描写によって、戦後の人間が置かれた状況を表現し、若くして世界画壇の新しい具象絵画を代表する存在となったベルナール・ビュッフェ(1928‒1999)。このとき弱冠34歳であった彼の芸術を、初期から新作に至るまで系統的に紹介した。作品は油彩で、ダヴィッド・ガルニエ画廊の提供によった。こののち京都分館にも巡回展観された。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年4月11日‒5月12日(28日間) 80,563人(1日平均2,877人) 日本経済新聞社 28.8×21.2cm(46)p 84点

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現代の油絵と版画

年度末に短期間のみの展観ではあったが、当館所蔵の油絵と版画の常時陳列を行った。油絵は大体戦後の作品で、本年度購入の今井俊満《作品》(1962年)などのほか、文部省より管理換された山口長男《象》(1961年)などをまじえて新収品公開の意味を含ませた。これに数年来収集の強化に努めてきた版画作品を、これも戦後のものを中心に多数出品した。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年3月26日‒4月7日(12日間) 2,048人(1日平均171人) 151点 80人

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須田国太郎遺作展

京都に生まれた須田国太郎(1891‒1961)は、スペイン留学での模写を通して学んだ色彩表現や明暗技法など、西洋絵画の写実の伝統と、帰国後に再認識した日本(東洋)の美意識とを融合させることを、生涯にわたり探求し続け、陰影に富んだ重厚な作風を確立した。彼が70歳で逝去したのを追悼し、遺作展委員会および京都市とともに企画された本展では、主要作を網羅してその粘り強い探求の跡をたどった。東京展の前に京都市美術館でも開催。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年2月19日‒3月21日(27日間) 9,275人(1日平均344人) 京都市 須田国太郎遺作展委員会 26.0×18.0cm(32)p. 137点

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近代日本の絵画と彫刻

当館の所蔵作品による全館陳列。同じ年度に開催した「近代日本の造形」展とはやや力点を変え、今回の展示では1階に、日本画、洋画の区別を設けず、彫刻をも加えて戦後の作品を展示し、2階、3階を油絵と彫刻に限定、洋風美術の写実的様式から前衛的な方向への展開の跡をたどれるようにした。4階は伝統絵画の近代化として明治大正を主とする日本画、伝統的な造形要素を反映している油絵作品の若干を展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年1月29日‒2月15日(16日間) 2,704人(1日平均169人) 119点 96人

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現代写真展1961-62年

1959(昭和34)年度より続けてきた現代写真展だが、前年に当館が増築工事中により閉館していたため、今回は1961年、62年の両年度にわたって発表された写真を選考対象とし、6名の選考委員会の討議をつくして選出した。また今年度は、既発表の作品から選ぶこととあわせて、あらかじめ数名の作家に新作を依嘱し、それらの人々に特別出品してもらう方法をとった。前年に逝去した名取洋之助(1910‒62)の作品も特別陳列した。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年1月5日‒1月25日(18日間) 6,197人(1日平均344人) 伊藤知巳 伊奈信男 植村鷹千代 金丸重嶺 滝口修造 渡辺勉 26×12.5cm(3つ折り、折りたたみ時) 215点 51人

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第6回安井賞候補新人展

本年度から選考方法が一部変更された。年齢制限が満50歳以下に引き上げられたこと、候補者の推薦母体として今までの各美術団体に加えて、新聞の美術記者、美術雑誌の代表者、美術館関係者からなる20名の推薦委員制度を設けたこと、選考委員を15名に増員したことなどである。展示する作品も、推薦162点から審査によって53点まで絞り、授賞候補の対象として展示した。安井賞は近岡善次郎(1914‒2007)の《巫女》に与えられた。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年12月14日‒12月26日(11日間) 4,104人(1日平均373人) 財団法人 安井曾太郎記念会 伊藤廉 伊原宇三郎 今泉篤男 岡本謙次郎 嘉門安雄 河北倫明 久保守 田近憲三 田中忠雄 中谷泰 野口弥太郎 針生一郎 久富貢 土方定一 宮本三郎 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 53点 46人

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四人の作家:近藤浩一路 坂田一男 野田英夫 藤川勇造

恒例展の7回目である。今回はフランスでレジェに師事してキュビスムを追求した坂田一男(1889‒1956)、アメリカで都会生活の哀歓を描いた野田英夫(1908‒39)、水墨によって光を含んだ自然の姿を捉えた近藤浩一路(1884‒1962)、ロダンの薫陶を受け彫刻の本質を追求した藤川勇造(1883‒1935)の4人。いずれも表現ジャンルや活躍の場こそ違え、近代の美術界で先駆的な仕事を残し、同時代に特殊の位置を占めていた。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年11月17日‒12月9日(20日間) 5,046人(1日平均252人) 26.0×18.5cm(32)p. 164点 近藤浩一路 坂田一男 野田英夫 藤川勇造/4人

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土田麦僊展

土田麦僊(1887‒1936)は、はじめ竹内栖鳳のもとで丹念な観察に基づく写生を基調とした画風から出発した。やがてルノワールやゴーギャンなどの西洋絵画、桃山時代の障壁画などの日本絵画、宋時代の中国美術から大いに影響を受け、西洋絵画と肩を並べうるような日本画の表現の可能性を追求、そのための場として村上華岳らと国画創作協会を結成した。本展では代表作と下絵、写生帖によりこうした麦僊の芸術の全貌を解明しようとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年9月13日‒10月19日(32日間) 52,624人(1日平均1,645人) 28.0×22.5cm (196) p. 土田麦僊 ─ 清雅なる理想美の世界 / 内山武夫 大正期芸術思潮の中の麦僊 / 島田康寛 [草薙奈津子のウイークエンドアート]美人画2つの特別展 / 草薙奈津子 信濃毎日新聞 1997年9月19日 176点 土田麦僊 ─ その人と芸術 / 内山武夫 若き日の麦僊 / 田中日佐夫 京都国立近代美術館 日本経済新聞社

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