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近代日本彫刻の流れ
日本橋三越における当館の企画第2回、「近代日本美術代表作品シリーズII」としての彫刻展である。木彫の系譜では高村光雲《まりに遊ぶ狆》から平櫛田中《鏡獅子》まで、塑造ではラグーザ《日本婦人》から武井直也《髪》までの約50点を展示し、明治からおおよそ昭和戦前期までの近代日本彫刻の流れを概観した。彫刻だけの展覧会は前例が少なく、会場も見通しのきく広い一室にすべてを展示することとなり、構成には工夫を要した。 開催概要 日本橋三越 1961年9月19日‒9月24日(6日間) 26.0×18.5cm(36)p. 49点 朝倉文夫 石井鶴三 石川光明 荻原守衛 加藤顕清 川上邦世 北村四海 北村西望 木内克 後藤良 佐藤朝山(玄々) 清水多嘉示 新海竹蔵 新海竹太郎 高田博厚 高村光雲 高村光太郎 武井直也 竹内久一 建畠大夢 戸張孤雁 内藤伸 長沼守敬 中原悌二郎 橋本平八 平櫛田中 藤井浩祐 藤川勇造 堀進二 堀江尚志 保田竜門 山崎朝雲 山本豊市 吉田三郎 米原雲海 ヴィンチェンツォ・ラグーザ/36人
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近代日本の名作展
地方において日本の近代美術の実作に接する機会をつくることの重要性を鑑み、今回は北海道の札幌に巡回した。仙台展に引き続き、共催は日本経済新聞社であり、作品も仙台展を骨子として小倉遊亀《O夫人坐像》、杉山寧《孔雀》、加山又造《冬》など戦後作品を主体に10点の日本画を追加、規模を拡大した。北海道でのこうした近代日本美術を通観する展示は初めてで関心を呼び、入場者率はこの年度の最高を記録した。 開催概要 札幌 今井デパート 1961年9月12日‒9月24日(12日間) 16,528人(1日平均1,377人) 日本経済新聞社 26.0×18.5cm(38)p 70点 70人
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近代日本油絵の流れ
仙台展に引き続き、東京では日本橋三越の7階展覧会場で油絵展を開催した。内容は高橋由一やフォンタネージから第二次大戦前までの油絵の名品を系統的に陳列したもので、館の所蔵作品を主体に、欠けたところを館外所蔵の作品で補った。また会場の性格を考慮してカタログや壁面の作品解説を充実させた。なお同デパートでこの後、続けて同様の催しを開催したため、副題として「近代日本美術代表作品シリーズI」と銘うった。 開催概要 日本橋三越 1961年5月9日‒5月14日(6日間) 26.0×18.5cm(36)p 56点 48人
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近代日本の名作展:日本画・洋画
増改築工事による休館中における館外活動のトップとして、当館所蔵の作品の中から、日本画では下村観山《大原御幸》から山本丘人《北濤》に至る20点、油絵では原田直次郎《少女》から梅原龍三郎《浅間山》に至る40点を選び、明治中期から昭和戦後期までの近代日本の絵画を概観しうるように系統立てた展覧会を構成した。日本経済新聞社との共催のもとに仙台の藤崎デパートで開催した。 開催概要 仙台 藤崎デパート 1961年4月15日‒4月30日(14日間) 10,797人(1日平均771人) 日本経済新聞社 26.0×18.5cm(36)p 60点 60人
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現代美術の実験
当館は近代美術館として現代美術の諸相に強い関心を寄せ、これまでもその紹介に努めてきた。本展は当館としてもかつてない実験的な意図をもって決断したもので、もっとも前衛的な動向にポイントを置いた。人選は当館および特別委員の審議によって行われ、選ばれた16名の作品はいずれも美術の既成概念をはみ出す実験的なもので、観衆からは戸惑いや批判も見られたが、今後の現代美術展のあり方について考えさせられる内容となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1961年4月12日‒4月30日(17日間) 3,635人(1日平均214人) 瀬木慎一 東野芳明 針生一郎 植村鷹千代 岡本謙次郎 滝口修造 26.0×18.5cm8p. 71点 荒川修作 因藤壽 越智靖 菊畑茂久馬 工藤哲巳 久野真 小畠広志 白髪一雄 田中敦子 田中栄作 中西夏之 樋口シン 松沢宥 元永定正 吉仲太造 ジェームズ・バイヤーズ/16人
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文部省新収品を中心とする常時陳列
増改築工事が年度明け早々に始まる予定であったが、種々の事情で着工が遅れたため、その間少しでも施設を活用する考えで、短期間ではあったが、所蔵作品および文部省買い上げ作品の展示に当てた。文部省による優秀美術作品買い上げの制度は1959(昭和34)年度に始まったもので、年間の公募展、団体展等における優秀作品を主対象とするが、本展での展示品は、片岡球子《渇仰》(1960年)など、1960(昭和35)年度分12点であった。 開催概要 東京国立近代美術館 1961年4月1日‒4月6日(5日間) 616人(1日平均123人) 78点 78人
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現代写真展1960年
1960年は、若い写真家がめざましい進出をみせた年であった。自己の内面的な視覚を重んじながら、映像の視覚的な純粋度と人間感情の投入の深度とを問題にする方向において若い世代に共通した性格がうかがわれた。二つのベルリンに取材した長野重一、日本の家の陰湿さをえぐった東松照明、ビート族の生態を描破した細江英公などがその好例である。作品は前年と同様、6名の展覧会委員によって、膨大な展覧会、雑誌、写真集から選ばれた。 開催概要 東京国立近代美術館 1961年1月5日‒2月5日(28日間) 5,924人(1日平均212人) 伊藤知巳 伊奈信男 植村鷹千代 金丸重嶺 滝口修造 渡辺勉 26.0×12.5cm(3つ折り、折りたたみ時) 191点 51人
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第4回安井賞候補新人展
安井賞は、日本近代洋画の巨匠、安井曽太郎の画業を記念し、前年10月1日から当年9月30日までの間に具象的傾向の作品を発表した満40歳以下の新進洋画家を対象とし、各美術団体および美術評論家連盟の推薦する候補者から選考される。本年は審査の結果、行動美術協会の深見隆(1926‒2007)の《風化》が選ばれた。ただし審査を通じ「具象」という概念について激しい議論が交わされ、以後の安井賞のあり方に問題を投げることになった。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年12月10日‒12月25日(14日間) 4,974人(1日平均355人) 財団法人 安井曾太郎記念会 久保守 田崎広助 田辺三重松 田村一男 岡本謙次郎 嘉門安雄 河北倫明 針生一郎 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 128点 71人
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アメリカ抽象表現主義の名作展:国内所蔵
「抽象表現主義 紙の上の冒険:メトロポリタン美術館所蔵」展を補完するために併設して開催された。第二次大戦後、日本におけるアメリカ抽象表現主義の紹介はかなり早い時期から始まっており、かなりの数の秀作が日本に所蔵されるに至っている。国内所蔵の絵画や彫刻34点を展示し、抽象表現主義の再考を試みた。 開催概要 東京国立近代美術館 1995年3月11日‒6月4日(74日間) 57,557人(1日平均778人) 28.0×21.5cm (71) p. 抽象表現主義の現在について / 髙橋幸次 34点 アーシル・ゴーキー アドルフ・ゴットリーブ デイヴィッド・スミス ウィレム・デ・クーニング マーク・トビー バーネット・ニューマン イサム・ノグチ ジャクソン・ポロック ロバート・マザウェル アド・ラインハート マーク・ロスコ / 11人
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小林古径遺作展
小林古径(1883‒1957)が逝去して3年余、自作に対する厳しい目を持ち続けた故人の遺志を尊重し、周到な作品選定を経てようやく実現した遺作展。梶田半古に師事した最初期から、岡倉覚三の薫陶を受け、東洋絵画の伝統を新しく解釈し直し、やがて新古典芸術の作風を確立するに至る厳しい古径芸術の代表作が網羅された。谷口吉郎による典雅な展示が効果を高めた。本展覧会はこののち京都市美術館にも巡回された。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年9月30日‒10月30日(27日間) 23,370人(1日平均866人) 小林古径遺作展委員会 谷口吉郎 26.0×18.5cm(48)p. 204点
