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日本人の手:現代の伝統工芸
現代工芸における手の働きの意義を「日本人の手」というタイトルに象徴的に表すことで、伝統工芸を再認識し、それを受け継いでいる現代の人たちの仕事を展望しようという展覧会である。陶芸、木竹工、漆工、金工、染織の各部門に有名作家の作品を展示したほか、無銘の食器具、地方の技術保存会の染織品などを加え、現代感覚にマッチする斬新な生活デザインを展観した。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年8月27日‒9月25日(26日間) 6,162人(1日平均237人) 岡田譲 蔵田蔵 小山冨士夫 杉原信彦 谷口吉郎(展示) 山辺知行 植村鷹千代 嘉門安雄 瀧口修造 26.0×18.5cm(25)p. 147点 51人
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近代日本美術の常時陳列
8月の半月ほどは、全館を挙げて当館所蔵作品の陳列に当てた。特に本年度前半に収蔵された、作者寄贈による奥村土牛《胡瓜畑》(1927年)や、やはり作者自身によって寄贈された梅原龍三郎の《ナルシス》(1913年)、《薔薇図》(1940年)など5点を中心に、日本画19点、洋画41点、版画2点、書1点、彫刻12点によって、明治末の文展開設期から昭和の戦後にかけての近代日本美術の流れを概観した。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年8月2日‒8月18日(15日間) 1,529人(1日平均102人) 75点 71人
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現代の眼:原始美術から
第3回目となる「現代の眼」展は、原始未開美術を取り上げた。アフリカやオセアニアの造形は、20世紀初頭のヨーロッパにおいて、フォーヴィスムやキュビスムなどの多くの美術家たちに刺激を与えたが、本展では改めて原始未開美術のもつ潜在的なエネルギーを今日的視点から見つめようとしたものである。国内各機関からオセアニア圏を中心に作例を収集し、会場構成・展示は菊竹清訓、田中一光が担当した。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年6月11日‒7月27日(40日間) 14,443人(1日平均361人) 松本信弘 矢島恭介 八幡一郎 滝口修造 和田新 菊竹清訓 田中一光 21.0×15.0cm(25)p 178点
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四人の作家:菱田春草 瑛九 上阪雅人 高村光太郎
恒例展の第6回目である。今回は、没線彩色の手法を生み出し日本画の近代化に重要な役割を果たした菱田春草(1874‒1911)、油彩、版画、写真を横断しながら前衛美術の先駆的存在となり、本展開催直前に病没した瑛九(1911‒60)、墨木版によって自然の根源相を捉えようとした上阪雅人(1877‒1953)、ロダンの系列に立って、わが国の彫塑に清新の気を吹き込んだ高村光太郎(1883‒1956)の4人を取り上げ、その代表作を展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年4月28日‒6月5日(34日間) 4,928人(1日平均145人) 26.0×18.5cm(30)p. 194点 瑛九 上阪雅人 高村光太郎 菱田春草/4人
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超現実絵画の展開
昭和初期に日本に紹介されたシュルレアリスム(超現実主義)は多くの芸術家たちをひきつけた。戦中は弾圧を受けながらも、戦後は再び若い世代により新しい視覚的方向を開拓していった日本の超現実絵画の歩みを、戦前の作品39点、戦後の作品48点でたどった。戦前の作品はその多くが戦争で焼失しているので、わずかしか集めえなかったが、それでも暗い時代の現実の前に若い画家たちが繰り広げた幻想絵画は純朴な香りを持っていた。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年4月1日‒4月24日(21日間) 4,746人(1日平均226人) 21.0×15.0(16)p. 109点 61人
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第30回ベニス・ビエンナーレ国際美術展:国内展示
本年よりヴェネツィア・ビエンナーレの出品作家はコミッショナーが選考することとなり、富永惣一によって8名が選出された。前回までは日本美術家連盟と美術評論家連盟との合議で画壇的視野から選出されていたのに対して、今回はパリでアンフォルメル運動に参加していた若手の今井俊満など、国際的視野からの選考がなされた。だがビエンナーレに先行したこの国内展示では、フランスから直接参加した今井と佐藤敬の作品は展示されなかった。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年3月15日‒3月20日(6日間) 日本画の新世代展と同時開催のため算出せず 財団法人 国際文化振興会 富永惣一 26.5×18.5cm(1枚) 41点 小野忠弘 斎藤義重 豊福知徳 浜口陽三 柳原義達 山口薫/6人
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日本画の新世代
戦後の日本画壇に台頭してきた30‒40歳代の日本画家23人を取り上げ、戦前とは異なる新しい段階へと移ろうとする日本画の状況を概観した。現代洋画の刺激に反応するもの、自己の生活や感情から出発しようとするもの、東洋的精神を再発掘しようとするもの、伝統的な装飾性を現代化しようとするものなど、多岐にわたる傾向を展望するとともに、日本画の将来を考える機会とした。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年2月26日‒3月27日(27日間) 5,634人(1日平均209人) 21.0×15.0cm24p. 89点 朝倉摂 麻田鷹司 石本正 岩崎鐸 岩崎巴人 上野泰郎 上原卓 大野俶嵩 下保昭 加山又造 工藤甲人 近藤弘明 今野忠一 佐藤多持 信太金昌 下村良之介 長崎莫人 中村正義 野崎貢 稗田一穂 福王寺法林 横山操 渡辺学/23人
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近代日本の素描:アメリカ巡回
ワシントンのスミソニアン・インスティテューションが行うアメリカ国内巡回の「20世紀日本の素描」展を構成するための準備を兼ねた催しである。日本画家32名、洋画家15名で構成され、東洋の骨法表現の伝統と、西洋の写実的描写からの影響との交錯の中から、独特の可能性を模索する近代日本の素描の様相を示そうとした。会期中に出品作を検討再編成して、同年4月より約1年間アメリカ各地を巡回した。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年1月29日‒2月21日(21日間) 7,915人(1日平均377人) 21.0×15.0cm(32)p 196点 48人
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現代写真展1959年
当館ではすでに「日本とアメリカ」「日本とフランス」等の副題をもつ現代写真展を開いてきたが、今回は、前年の1959年中に発表された優秀な写真の選抜展示を行い、広く日本現代写真芸術の水準を示すとともに、将来への展開を示唆した。作品は、昨年中に公表された個展、刊行物等、または各方面からの推薦を参考にしながら、伊奈信男、金丸重嶺、木村伊兵衛ら7名の選衡委員によって選ばれた。 開催概要 東京国立近代美術館 1960年1月5日‒1月24日(18日間) 5,442人(1日平均302人) 伊藤知巳 伊奈信男 植村鷹千代 金丸重嶺 木村伊兵衛 滝口修造 渡辺勉 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 119点 59人
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近代日本美術の常時陳列
年末の1週間ほどは、全館をあげて当館所蔵作品の陳列に当て、特に本年度中の新収集品を中心に展示した。新収集品には安田靫彦《大観先生》(1959年)、加山又造《冬》(1957年)、小出楢重《裸女と白布》(1929年)などのほか、北岡文雄や斎藤清など、版画作品が数多く含まれ、この年の当館におけるコレクション強化の方向がうかがわれた。日本画15点、洋画49点、版画28点、書1点、彫刻12点。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年12月17日‒12月25日(8日間) 296人(1日平均37人) 105点 89人
