の検索結果

の検索結果

No image

第3回安井賞候補新人展

安井賞は、日本の近代絵画の発展に多大の功績を残した安井曽太郎の画業を記念し、現代美術の発展興隆を図る目的をもって設定された。これは毎年、前年の10月1日から当年の9月30日までの間に、具象的傾向の作品を発表した満40歳以下の新進洋画家を対象とし、各美術団体および美術評論家連盟の推薦する候補者から、選考委員の審議によって決定される。第3回は、自由美術家協会の中本達也(1922‒73)の《群れ》が受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年11月14日‒12月13日(26日間) 4,964人(1日平均191人) 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 110点 64人

No image

棟方志功展:ヨーロッパ巡回 国内展示

棟方志功(1903‒75)の版画は、日本独自の美しさを大胆率直に、精力的に発揮しており、特に戦後、サンパウロとヴェネツィアのビエンナーレで受賞を続けるなど海外で高く評価されるようになった。この年イタリア、フランスなどヨーロッパ諸国からの要望を受け、彼の版画芸術がまとまって欧州各地に巡回展示された。出品作品はすべて日本民芸館所蔵のものから選抜され、巡回に先立ち当館で国内展示が行われた。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年10月24日‒11月8日(14日間) 2,525人(1日平均180人) 財団法人国際文化振興会 日本民芸館 26.0×36.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 53点

No image

「絵画」の成熟 1930年代の日本画と洋画:写実の系譜 4

日本の近代絵画がもつ諸問題をその写実表現から見直す「写実の系譜」シリーズの第4弾。出品作家は藤島武二、菊池契月、坂本繁二郎、小林古径、安田靫彦、土田麦僊、梅原龍三郎、安井曽太郎、須田国太郎、速水御舟の日本画・洋画各5名。すでに円熟期を迎え、東西の美術を踏まえて、写実に基づき表現の深化を見せた画家たちである。ジャンルを区別せずに同じ「絵画」として捉え、それぞれ写実の点から1930年代(昭和初期)を検証した。 開催概要 東京国立近代美術館 1994年10月1日‒11月13日(38日間) 14,318人(1日平均377人) 25.7×19.0cm (186) p. 序論 / 田中淳 「写実の系譜IV・『絵画』の成熟」展 表現確立の過程見る / 宝玉正彦 日本経済新聞 1994年10月10日 [展評]『絵画』の成熟─1930年代の日本画と洋画展 先駆者たちの写実への挑戦 / 日野耕之祐 産経新聞(夕) 1994年10月16日 [美術]写実の系譜IV「絵画」の成熟 写実と非写実の臨界 / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1994年10月21日 98点 梅原龍三郎 菊池契月 小林古径 坂本繁二郎 須田国太郎 土田麦僊 速水御舟 藤島武二 安井曽太郎 安田靫彦 / 10人 田中淳  浅野徹 京都国立近代美術館

No image

現代日本の陶芸

この展覧会は、現代の日本の陶芸家が試みている多彩な活動の全貌を、わかりやすく整理して示そうという趣旨のもとに開催された。作品は、大まかに作家の所属団体別に分類して展示され、その他に茶碗の部や現代陶芸の背景を示す歴史的名品の参考陳列の部を設けた。陶芸展の開催は当館で長く懸案されていたもので、作品の選択や展示構成の他、カタログや作品解説などの整備を尽くした展観となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年5月23日‒7月12日(44日間) 6,640人(1日平均151人) 小山冨士夫 杉原信彦 田中作太郎 中川千咲 藤岡了一 26.0×18.5cm(48)p. 190点 135人

No image

近代木彫の流れ

日本の木彫は、世界でも稀なほど長い歴史を持っているが、この長い伝統をつぐ明治以後における木彫の流れには、新しく移入された洋風塑像技術の影響もみられる。本展は、そうした木彫の新しい展開の軌跡、伝統と創造との関連を、実作品に即して具体的に読み取ってもらおうとするものであり、同時に近世の彫刻史に異彩を放つ木喰、円空の作品あわせて11点を特別陳列して、木彫の魅力を示そうと企画された。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年4月17日‒5月17日(27日間) 5,280人(1日平均196人) 26.0×18.5cm(6)p. 64点 阿井正典 石井鶴三 石川光明 植木茂 円空 円鍔勝二(勝三) 大内青圃 木嶋延幸(正夫) 佐藤朝山(玄々) 澤田政廣 新海竹蔵 新海竹太郎 菅原安男 高村光雲 高村光太郎 竹内久一 建畠覚造 辻晋堂 豊福知徳 内藤伸 流政之 橋本朝秀 橋本平八 土方久功 平櫛田中 昼間弘 福家靖夫 伏木南国 本郷新 向井良吉 木喰明満 森野圓象 山崎朝雲 山田鬼斎 米原雲海/35人

No image

近代日本の静物画

以前に開催した「日本の風景」展のように、近代日本美術の各論的課題を取り上げる性格の展覧会として、本展は静物画に焦点を絞り、このもっとも身近な画因の制作が、西洋からの写実描写の導入と、伝統的な日本の美意識との関係の中で、どのように展開してきたかを示そうとした。明治期の高橋由一から戦後の岡鹿之助に至る洋画41点と、富岡鉄斎から徳岡神泉に至る日本画26点で構成された。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年3月5日‒3月29日(22日間) 7,533人(1日平均342人) 25.5×17.5cm(4)p. 67点 梅原龍三郎 岡鹿之助 奥村土牛 小倉遊亀 川端龍子 菊池契月 岸田劉生 黒田清輝 小出楢重 小絲源太郎 児島善三郎 小林古径 佐伯祐三 坂本繁二郎 下村観山 高橋由一 竹内栖鳳 鳥海青児 徳岡神泉 富岡鉄斎 中川一政 中村彝 林武 速水御舟 福田平八郎 藤島武二 前田青邨 牧野虎雄 安井曽太郎 山口蓬春 萬鉄五郎/31人

No image

戦後の秀作

戦後の日本の美術界は、新旧の美術思潮や世代の上下などの対立のもとに、戦前と一線を画する変化ある様相と激しい動きを見せてきたが、この展覧会はその間の発展と成果を整理し、将来への指針を示唆しようとする目的で行われた。作家並びに出品作品は、毎年朝日新聞社が開催している「秀作美術展」に選抜されてきたものを母胎に、厳正な検討を加え、秀作中の秀作というべき日本画、洋画、版画、彫刻を選りすぐって展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年1月23日‒3月1日(33日間) 15,688人(1日平均475人) 朝日新聞社 26.0×18.5cm(34)p 112点 112人

No image

近代日本美術の常時陳列

年末から年始にかけての期間は、全館をあげて本館の所蔵品を中心とする展観を行った。日本画24点、洋画46点、版画19点、彫刻10点によって、明治から昭和の戦後に至る近代日本美術の流れを概観した。展示作品は、川端龍子《角突之巻》(1922年)など1958年度に購入した新収集品までを加えたが、梅原龍三郎、坂本繁二郎など、未所蔵作家の作品については、一部館外からの協力を仰いだ。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年12月18日‒1959年1月18日(20日間) 1,757人(1日平均88人) 25.8×18.2cm(2つ折り、折りたたみ時) 99点 91人

No image

第2回安井賞候補新人展

安井賞は、日本の近代絵画の発展に多大の功績を残した安井曽太郎の画業を記念し、現代美術の発展興隆を図る目的をもって設定された。これは毎年、前年の10月1日から当年の9月30日までの間に、具象的傾向の作品を発表した満40歳以下の新進洋画家を対象とし、各美術団体および美術評論家連盟の推薦する候補者から、選考委員の審議によって決定される。第2回は、自由美術家協会の野見山暁治(1920‒)の《岩上の人》が受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年11月20日‒12月14日(22日間) 3,646人(1日平均166人) 財団法人 安井曾太郎記念会 7.0×19.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 118点 67人

No image

白隠の芸術:水墨画と書

白隠(1685‒1769)は江戸時代中期の禅僧として、臨済宗の禅を復興した第一人者である。彼の書画は、禅機を示す大事なものであると同時に、その単純化された端的な力にあふれた表現は、現代美術に直結する示唆深いものをもっており、現代人の心の中にも根源的な感情を揺り動かしてくれるものである。本展覧会では、この点を重視して多くの作品の中から精選し、できるだけ簡明な形でその芸術を紹介するように努めた。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年10月18日‒11月16日(26日間) 4,294人(1日平均165人) 26.0×18.5cm(25)p 112点

Page Top