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四人の作家:小川芋銭 梶田半古 佐分真 北脇昇

物故作家を取り上げる恒例展の5回目。今回は近代日本美術史の中で異彩を放つ画家として、日本画からは田園に題材をとり、脱俗的な境地を軽妙な水墨で描いた小川芋銭(1868‒1938)と、故事を研究し人物画に秀で、古径や青邨の師でもあった梶田半古(1870‒1917)、洋画からは重厚な写実を追求した佐分真(1898‒1936)と、京都を拠点にシュルレアリスムを独自に展開させた前衛絵画を描いた北脇昇(1901‒51)を紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年7月19日‒8月31日(37日間) 4,995人(1日平均135人) 26.0×18.5cm(32)p 126点 小川芋銭 梶田半古 北脇昇 佐分真/4人

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抽象絵画の展開

大正中期に胚胎し、第二次大戦後、特に飛躍的な展開を示してきた日本の抽象絵画の流れを整理しようとして行われた展覧会。「その先駆」、「戦前から戦後へ」、「今日への展開」の三部構成とし、観衆の理解を助けるために、西欧における抽象絵画の系譜や、日本における展開の経路を図式的に解説したパネルを用いながら展示した。なお今回から、本館の所蔵作品を中心とする「近代日本美術の常置陳列」を3階会場に併設することになった。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年6月7日‒7月13日(32日間) 6,519人(1日平均204人) 26.0×12.5cm(3つ折り、折りたたみ時) 148点 63人

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近代日本における名作の展望:絵画と彫刻

美術館の増築工事が完成し、陳列場が増設されたことによって、従来当然行うべくして行い得なかった近代美術の常時陳列が可能になった。この展覧会は、美術館の開館5周年を記念するものであるとともに、これから行われようとする常時陳列に先だって、日本画・洋画の区別にこだわらない新しい観点を樹立すべく、近代日本における名作といわれるものを再検討し、常時陳列の理想像を示す意味で借用作品も含めて行われた。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年4月25日‒6月1日(33日間) 10,095人(1日平均306人) 26×18.5cm34p 126点 52人

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近代日本絵画の歩み

増築工事の間の館外の展覧事業として、京都市美術館と共催し、同館を会場として行われた展覧会である。当館の所蔵品を中心に、小野竹喬《冬日帖》など京都市美術館の所蔵品を加え、さらに東京国立博物館などから若干を借用して、明治から戦後の中堅作家に至る日本画、洋画各70点に及ぶ作品を展示した。近代日本絵画の展開のあとを俯瞰しようとするもので、館外展としてもっとも充実した規模をもつものであった。 開催概要 京都市美術館 1958年2月1日‒2月28日(24日間) 26,722人(1日平均1,113人) 26.1×18.5cm(44)p. 148点 137人

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第1回安井賞候補新人展

安井曽太郎記念賞(安井賞)は、日本近代洋画史上の巨匠、安井曽太郎(1888‒1955)の画業を記念し、現代日本美術を振興する目的で1956年に設定された。これは、各美術団体および美術評論家連盟の推薦による満40歳以下の新進洋画家を対象に、前年10月から当年9月までに発表された具象的傾向の作品を選定し、最優秀作家を決定するもので、本展覧会はその全候補作品を展示した。第1回は、春陽会の田中岑(1921‒)の《海辺》が受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年11月12日‒11月24日(12日間) 2,364人(1日平均197人) 26.4×19.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 117点 66人

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17人の作家:現代の絵画・彫刻シリーズ

「四人の作家」展が物故作家を対象として、近代美術の系譜を明らかにする目的をもつ恒例のシリーズ展であるのに対して、この展覧会は1955年の「19人の作家」展に続いて、戦後のわが国の美術が「近代」の自覚のもとに意欲的に進展しつつあるさまを、活躍中の中堅、新進の作家の近作によって示そうとするものである。さまざまな傾向が含まれるように人選し、日本画6名、洋画8名、彫刻3名で構成された。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年10月1日‒11月3日(30日間) 5,930人(1日平均198人) 25.5×12.2cm(3つ折り、折りたたみ時) 85点 麻生三郎 有岡一郎 岩橋英遠 上村松篁 岡鹿之助 奥村土牛 加山又造 熊倉順吉 児島善三郎 斎藤義重 桜井浜江 新海竹蔵 杉全直 福田豊四郎 丸木位里 三岸節子 淀井敏夫/17人

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最近のドイツ版画

ドイツには昔から手わざによる制作を重要視する傾向があり、版画はドイツ独得の古い伝統と技術をもって発達してきた。20世紀に入ってからも表現主義やバウハウスにおいて版画は重要な表現手段となっていたが、本展は戦後ドイツ版画の状況を、石版、銅版、木版、シルクスクリーンなど多様な作例で紹介したものである。ドイツ共和国大使館を通じ、ドイツ美術協会より提供された作品で構成され、本展の後全国主要都市に巡回された。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年8月31日‒9月22日(20日間) 3,677人(1日平均184人) ドイツ美術協会 21.2×10.6cm32p. 102点 フリッツ・ウィンテル オットー・エグラウ ルプレヒト・ガイガー ヴェルネル・ギレス ルドルフ・クューグレル ハップ・グリースハーバー カルル・ハインツ・クリーマン グドルン・クリューゲル オットー・ケェステル ヨハンナ・シュッツ・ヴォルフ ハン・トリア エルンスト・ヴィルヘルム・ナイヴィリ・バウマイスター グスターフ・ハーゲマン カルル・ハルトゥング ヨゼフ・ファスベンデル ワルター・ベッカー エーリヒ・ヘッケル ペーテル・ヘルケンラート ヴェルネル・ヘルト マリア・ヘルレ ゲオルグ・マイステルマン ゲルハルト・マルクス ハンス・テオ・リヒテル/24人

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四人の作家:平福百穂 小林徳三郎 三岸好太郎 武井直也

物故作家を見直すシリーズとして4回目を迎え、その成果も次第に明確になりつつあった。今回は、日本画では写実を追求し表現の近代化を進めた平福百穂(1877‒1933)を、洋画ではフォーヴィスムから写実へと進んだ小林徳三郎(1884‒1949)と、フォーヴィスムからさらに前衛的表現に進んだ三岸好太郎(1903‒34)を、彫刻ではブールデルに学んで力強さの中に浪漫的傾向を示した武井直也(1893‒1940)を選び展観した。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年7月19日‒8月25日(33日間) 5,767人(1日平均175人) 26.1×18.5cm(32)p. 160点 小林徳三郎 武井直也 平福百穂 三岸好太郎/4人

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第1回東京国際版画ビエンナーレ展

戦後日本版画の国際的注目を背景に、当館が組織する初めてのビエンナーレ形式の国際展は、版画に焦点を当てたものとなった。以後11回まで開催され、この初回には29カ国の参加を得た。国際大賞はフランスのアンリ・ジョルジュ・アダム、国立近代美術館賞は浜口陽三(1909‒2000)が受賞した。なお出品点数が非常に多いため、この展覧会の会場には第一会場の読売会館があてられ、当館を第二会場として特別陳列「歌麿と北斎」を同時開催した。 開催概要 読売会館 1957年6月15日‒7月14日(26日間) 読売新聞社 フリッツ・ヴァン・ブリーセン エゥダルド・セルラ・グエル ジャン・レイマリー ハイム・ガムズゥ 土方定一 今泉篤男 滝口修造 富永惣一 山田智三郎 久保貞次郎 24.2×18.0cm(126)p. 829点 248人

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前衛美術の15人

戦後の自由主義の風潮の中で、急速な発展を見せていた日本の前衛美術について、「抽象と幻想」展、「日米抽象美術展」などに続き開催されたもの。戦後の美術界は、既存の公募団体展を離れ、個展やアンデパンダン展を活動の主な舞台とする戦後派が現れてきたが、本展はこうした新しい層より絵画10名、彫刻5名の新進作家を取り上げて、日本の前衛美術の現状を分析するとともに、その将来的な意味を明らかにしようとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年5月10日‒6月5日(23日間) 5,329人(1日平均232人) 21.1×15.0cm27p. 90点 阿井正典 赤穴桂子 東貞美 江見絹子 小野忠弘 木村賢太郎 五味秀夫 柴田紗千夫 須賀通泰 野田好子 福島秀子 藤松博 細川宗英 三井永一 森堯茂/15人

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