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現代写真展1961-62年
1959(昭和34)年度より続けてきた現代写真展だが、前年に当館が増築工事中により閉館していたため、今回は1961年、62年の両年度にわたって発表された写真を選考対象とし、6名の選考委員会の討議をつくして選出した。また今年度は、既発表の作品から選ぶこととあわせて、あらかじめ数名の作家に新作を依嘱し、それらの人々に特別出品してもらう方法をとった。前年に逝去した名取洋之助(1910‒62)の作品も特別陳列した。 開催概要 東京国立近代美術館 1963年1月5日‒1月25日(18日間) 6,197人(1日平均344人) 伊藤知巳 伊奈信男 植村鷹千代 金丸重嶺 滝口修造 渡辺勉 26×12.5cm(3つ折り、折りたたみ時) 215点 51人
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第6回安井賞候補新人展
本年度から選考方法が一部変更された。年齢制限が満50歳以下に引き上げられたこと、候補者の推薦母体として今までの各美術団体に加えて、新聞の美術記者、美術雑誌の代表者、美術館関係者からなる20名の推薦委員制度を設けたこと、選考委員を15名に増員したことなどである。展示する作品も、推薦162点から審査によって53点まで絞り、授賞候補の対象として展示した。安井賞は近岡善次郎(1914‒2007)の《巫女》に与えられた。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年12月14日‒12月26日(11日間) 4,104人(1日平均373人) 財団法人 安井曾太郎記念会 伊藤廉 伊原宇三郎 今泉篤男 岡本謙次郎 嘉門安雄 河北倫明 久保守 田近憲三 田中忠雄 中谷泰 野口弥太郎 針生一郎 久富貢 土方定一 宮本三郎 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 53点 46人
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四人の作家:近藤浩一路 坂田一男 野田英夫 藤川勇造
恒例展の7回目である。今回はフランスでレジェに師事してキュビスムを追求した坂田一男(1889‒1956)、アメリカで都会生活の哀歓を描いた野田英夫(1908‒39)、水墨によって光を含んだ自然の姿を捉えた近藤浩一路(1884‒1962)、ロダンの薫陶を受け彫刻の本質を追求した藤川勇造(1883‒1935)の4人。いずれも表現ジャンルや活躍の場こそ違え、近代の美術界で先駆的な仕事を残し、同時代に特殊の位置を占めていた。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年11月17日‒12月9日(20日間) 5,046人(1日平均252人) 26.0×18.5cm(32)p. 164点 近藤浩一路 坂田一男 野田英夫 藤川勇造/4人
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土田麦僊展
土田麦僊(1887‒1936)は、はじめ竹内栖鳳のもとで丹念な観察に基づく写生を基調とした画風から出発した。やがてルノワールやゴーギャンなどの西洋絵画、桃山時代の障壁画などの日本絵画、宋時代の中国美術から大いに影響を受け、西洋絵画と肩を並べうるような日本画の表現の可能性を追求、そのための場として村上華岳らと国画創作協会を結成した。本展では代表作と下絵、写生帖によりこうした麦僊の芸術の全貌を解明しようとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年9月13日‒10月19日(32日間) 52,624人(1日平均1,645人) 28.0×22.5cm (196) p. 土田麦僊 ─ 清雅なる理想美の世界 / 内山武夫 大正期芸術思潮の中の麦僊 / 島田康寛 [草薙奈津子のウイークエンドアート]美人画2つの特別展 / 草薙奈津子 信濃毎日新聞 1997年9月19日 176点 土田麦僊 ─ その人と芸術 / 内山武夫 若き日の麦僊 / 田中日佐夫 京都国立近代美術館 日本経済新聞社
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第3回東京国際版画ビエンナーレ展
今回は、前回を上回る45カ国の参加があった。国際大賞はユーゴスラヴィアの若手作家ヤネズ・ベルニークで、彼と大賞を争ったロバート・ラウシェンバーグは大原美術館賞。国立近代美術館賞は加納光於(1933‒)が受賞した。すでに高名な画家の労に報いる態度をすて、未知の層から新しい創意を発見することについて熱心に論議されたという。また特別展示として、第1回展での歌麿と北斎に続き、今回は写楽の作品を5週入れ替えで展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年10月6日‒11月11日(32日間) 17,568人(1日平均549人) 読売新聞社 ハル・ミッシンガム ピエール・レスタニー ジュリオ・カルロ・アルガン ジャラルディン・アメッド ウィリアム・リーバーマン ソラン・クルツィスニク 富永惣一 23.5×18.5cm(114)p 622点 226人
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近代の屏風絵
当館創設10周年記念展として、明治後期からのわが国屛風絵の名作を展示し、この形式の近代における発展をたどる展観である。室町から桃山にかけて豪華な様式を確立した屛風絵は、近代に至り、大会場における展示効果の問題と呼応して新しく脚光を浴びることとなった。本展ではこうした近代の屛風絵が、日本の伝統的作風と、西欧風自然主義的な構成をとり入れた経過を示しつつ、日本的美観の一特性を感得しうるようにした。 開催概要 東京国立近代美術館 1962年9月1日‒9月27日(23日間) 12,769人(1日平均555人) 20.5×21.0cm(74)p 51点 今村紫紅 太田聴雨 小川芋銭 鏑木清方 川合玉堂 川端龍子 菊池契月 小杉放菴(未醒) 小林古径 榊原紫峰 下村観山 竹内栖鳳 土田麦僊 富岡鉄斎 冨田渓仙 中村岳陵 橋本関雪 速水御舟 菱田春草 平福百穂 福田平八郎 前田青邨 松岡映丘 松林桂月 安田靫彦 横山大観/26人
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近代日本の造形:絵画と彫刻
本展は前回同様、「近代日本の造形」と銘うったが、前の展示が油絵と彫刻の発展経過をあとづけたのに対して、今回は特に現代作品に焦点をおき、造形表現という根本的な立場から、2、3階では日本画と洋画という区分ではなく「絵画─具象的傾向」「絵画─抽象的傾向」という分類で構成し、これに墨象、彫刻を加えて展示した。また、その背景としての油絵と彫刻を1階に、日本画と木彫を4階会場にそれぞれ回顧的に陳列した。 開催概要 国立近代美術館(京橋) 全館 1962年7月28日‒8月26日(26日間) 6,461人(1日平均249人) 26.0×18.5cm(2つ折り、折りたたみ時) 123点 122人
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近代日本の造形:油絵と彫刻
京橋での増築工事完成後初の展覧会。明治中期以後1962年に至る間の油絵と彫刻の中から当館所蔵品を中心とし、これに館外からの若干の作品を加え、系統立てて整理し展望したものである。洋画については「写実主義の歩み」「主観主義的な流れ」「単純化と装飾化」「前衛美術の先駆者」「現代美術の諸動向」の5章で、彫刻については「洋風彫刻の発展」「伝統木彫の展開」「戦後の展開」の3章で構成した。 開催概要 国立近代美術館(京橋) 全館 1962年6月28日‒7月22日(22日間) 6,547人(1日平均298人) 26.0×18.5cm(32)p 195点 151人
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現代絵画の展望
油絵、彫刻、日本画と続けてきた日本橋三越での「近代日本美術代表作品シリーズ」の第4回にして最終展。これまでの3回の展示では戦前の作品を主体としてきたのに対して、今回は戦後の日本画、油絵を対象としたが、場所柄集まる観客の保守性も考慮し、抽象的傾向を含みつつも基調は鑑賞本位の名作展に近いものとした。展示作品の半数以上は、一般所蔵家から借用したものである。 開催概要 日本橋三越 1962年2月13日‒2月25日(12日間) 26.0×18.5cm(32)p. 50点 50人
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現代日本の版画
日本橋三越での「近代日本美術代表作品シリーズ」では版画部門が計画されていなかったが、銀座松坂屋の会場提供により、同店7階特別催事場にて本展を実現することができた。展示作品は数年来収集の強化に努めてきた当館の版画コレクションから選び、現代版画の諸傾向の紹介を中心としつつも、若干の戦前作品を加えて、その歴史的発展の概略が理解できるように配列した。 開催概要 銀座松坂屋 1962年1月5日‒1月14日(9日間) 18.5×17.0cm(36)p 60点 畦地梅太郎 池田満寿夫 一原有徳 瑛九 海老原喜之助 小野忠重 恩地孝四郎 加納光於 川上澄生 川西英 北岡文雄 北川民次 上阪雅人 駒井哲郎 斎藤清 品川工 菅井汲 関野準一郎 土橋醇一(醇) 萩原英雄 浜口陽三 平塚運一 前田政雄 南桂子 棟方志功 村井正誠 山口源 吉田遠志 吉田穂高 吉田政次 脇田和/31人
