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戦後の秀作
戦後の日本の美術界は、新旧の美術思潮や世代の上下などの対立のもとに、戦前と一線を画する変化ある様相と激しい動きを見せてきたが、この展覧会はその間の発展と成果を整理し、将来への指針を示唆しようとする目的で行われた。作家並びに出品作品は、毎年朝日新聞社が開催している「秀作美術展」に選抜されてきたものを母胎に、厳正な検討を加え、秀作中の秀作というべき日本画、洋画、版画、彫刻を選りすぐって展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1959年1月23日‒3月1日(33日間) 15,688人(1日平均475人) 朝日新聞社 26.0×18.5cm(34)p 112点 112人
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近代日本美術の常時陳列
年末から年始にかけての期間は、全館をあげて本館の所蔵品を中心とする展観を行った。日本画24点、洋画46点、版画19点、彫刻10点によって、明治から昭和の戦後に至る近代日本美術の流れを概観した。展示作品は、川端龍子《角突之巻》(1922年)など1958年度に購入した新収集品までを加えたが、梅原龍三郎、坂本繁二郎など、未所蔵作家の作品については、一部館外からの協力を仰いだ。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年12月18日‒1959年1月18日(20日間) 1,757人(1日平均88人) 25.8×18.2cm(2つ折り、折りたたみ時) 99点 91人
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第2回安井賞候補新人展
安井賞は、日本の近代絵画の発展に多大の功績を残した安井曽太郎の画業を記念し、現代美術の発展興隆を図る目的をもって設定された。これは毎年、前年の10月1日から当年の9月30日までの間に、具象的傾向の作品を発表した満40歳以下の新進洋画家を対象とし、各美術団体および美術評論家連盟の推薦する候補者から、選考委員の審議によって決定される。第2回は、自由美術家協会の野見山暁治(1920‒)の《岩上の人》が受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年11月20日‒12月14日(22日間) 3,646人(1日平均166人) 財団法人 安井曾太郎記念会 7.0×19.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 118点 67人
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白隠の芸術:水墨画と書
白隠(1685‒1769)は江戸時代中期の禅僧として、臨済宗の禅を復興した第一人者である。彼の書画は、禅機を示す大事なものであると同時に、その単純化された端的な力にあふれた表現は、現代美術に直結する示唆深いものをもっており、現代人の心の中にも根源的な感情を揺り動かしてくれるものである。本展覧会では、この点を重視して多くの作品の中から精選し、できるだけ簡明な形でその芸術を紹介するように努めた。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年10月18日‒11月16日(26日間) 4,294人(1日平均165人) 26.0×18.5cm(25)p 112点
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四人の作家:小川芋銭 梶田半古 佐分真 北脇昇
物故作家を取り上げる恒例展の5回目。今回は近代日本美術史の中で異彩を放つ画家として、日本画からは田園に題材をとり、脱俗的な境地を軽妙な水墨で描いた小川芋銭(1868‒1938)と、故事を研究し人物画に秀で、古径や青邨の師でもあった梶田半古(1870‒1917)、洋画からは重厚な写実を追求した佐分真(1898‒1936)と、京都を拠点にシュルレアリスムを独自に展開させた前衛絵画を描いた北脇昇(1901‒51)を紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年7月19日‒8月31日(37日間) 4,995人(1日平均135人) 26.0×18.5cm(32)p 126点 小川芋銭 梶田半古 北脇昇 佐分真/4人
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抽象絵画の展開
大正中期に胚胎し、第二次大戦後、特に飛躍的な展開を示してきた日本の抽象絵画の流れを整理しようとして行われた展覧会。「その先駆」、「戦前から戦後へ」、「今日への展開」の三部構成とし、観衆の理解を助けるために、西欧における抽象絵画の系譜や、日本における展開の経路を図式的に解説したパネルを用いながら展示した。なお今回から、本館の所蔵作品を中心とする「近代日本美術の常置陳列」を3階会場に併設することになった。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年6月7日‒7月13日(32日間) 6,519人(1日平均204人) 26.0×12.5cm(3つ折り、折りたたみ時) 148点 63人
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近代日本における名作の展望:絵画と彫刻
美術館の増築工事が完成し、陳列場が増設されたことによって、従来当然行うべくして行い得なかった近代美術の常時陳列が可能になった。この展覧会は、美術館の開館5周年を記念するものであるとともに、これから行われようとする常時陳列に先だって、日本画・洋画の区別にこだわらない新しい観点を樹立すべく、近代日本における名作といわれるものを再検討し、常時陳列の理想像を示す意味で借用作品も含めて行われた。 開催概要 東京国立近代美術館 1958年4月25日‒6月1日(33日間) 10,095人(1日平均306人) 26×18.5cm34p 126点 52人
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近代日本絵画の歩み
増築工事の間の館外の展覧事業として、京都市美術館と共催し、同館を会場として行われた展覧会である。当館の所蔵品を中心に、小野竹喬《冬日帖》など京都市美術館の所蔵品を加え、さらに東京国立博物館などから若干を借用して、明治から戦後の中堅作家に至る日本画、洋画各70点に及ぶ作品を展示した。近代日本絵画の展開のあとを俯瞰しようとするもので、館外展としてもっとも充実した規模をもつものであった。 開催概要 京都市美術館 1958年2月1日‒2月28日(24日間) 26,722人(1日平均1,113人) 26.1×18.5cm(44)p. 148点 137人
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第1回安井賞候補新人展
安井曽太郎記念賞(安井賞)は、日本近代洋画史上の巨匠、安井曽太郎(1888‒1955)の画業を記念し、現代日本美術を振興する目的で1956年に設定された。これは、各美術団体および美術評論家連盟の推薦による満40歳以下の新進洋画家を対象に、前年10月から当年9月までに発表された具象的傾向の作品を選定し、最優秀作家を決定するもので、本展覧会はその全候補作品を展示した。第1回は、春陽会の田中岑(1921‒)の《海辺》が受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年11月12日‒11月24日(12日間) 2,364人(1日平均197人) 26.4×19.0cm(2つ折り、折りたたみ時) 117点 66人
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17人の作家:現代の絵画・彫刻シリーズ
「四人の作家」展が物故作家を対象として、近代美術の系譜を明らかにする目的をもつ恒例のシリーズ展であるのに対して、この展覧会は1955年の「19人の作家」展に続いて、戦後のわが国の美術が「近代」の自覚のもとに意欲的に進展しつつあるさまを、活躍中の中堅、新進の作家の近作によって示そうとするものである。さまざまな傾向が含まれるように人選し、日本画6名、洋画8名、彫刻3名で構成された。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年10月1日‒11月3日(30日間) 5,930人(1日平均198人) 25.5×12.2cm(3つ折り、折りたたみ時) 85点 麻生三郎 有岡一郎 岩橋英遠 上村松篁 岡鹿之助 奥村土牛 加山又造 熊倉順吉 児島善三郎 斎藤義重 桜井浜江 新海竹蔵 杉全直 福田豊四郎 丸木位里 三岸節子 淀井敏夫/17人
