の検索結果
の検索結果
No image
第4回サンパウロ・ビエンナーレ展:日本側出品
日本の国際美術展出品も次第に盛んになり、ビエンナーレ展はヴェネツィアとサンパウロに毎回出品を重ねた。今回は洋画、デッサン、版画、彫刻、それに書の各方面にわたるものとなり、この種の国際展出品作の事前国内展示として全館を使ったのは、本展が初めてとなった。出品作家にも新鮮な新人が加わってきて、会場を明るく見せた。サンパウロでは浜口陽三が版画部門大賞を受賞した。 開催概要 東京国立近代美術館 1957年2月6日‒2月10日(5日間) 3,562人(1日平均712人) 国際文化振興会 25.8×18.2cm(2つ折り、折りたたみ時) 105点 畦地梅太郎 泉茂 伊藤久三郎 糸園和三郎 井上三綱 井上有一 榎戸庄衛 海老原喜之助 小山田二郎 香月泰男 川端実 北岡文雄 木村賢太郎 河野通紀 斎藤清 須田剋太 鳥海青児 辻晋堂 津高和一 手島右卿 浜口陽三 堀内正和 向井良吉 村田簣史雄 山口薫/25人
No image
近代日本の名作
近代日本の絵画は日本画と洋画とに分かれつつ、ときに交錯し、互いに刺激し合いながら展開してきたが、これに関して開館以来、基礎的なものから各論的なものにわたり一通りの展覧会が実施された。本展は開館4周年を機に、開館第1回展の「日本近代美術展」を新たな角度からもう一度ふりかえり、代表的な洋画家15名、日本画家10名の作品に絞って、明治以降の主要な課題と成果とを示そうとしたものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年12月8日‒1957年1月31日(39日間) 13,670人(1日平均351人) 25.8×18.3cm(1),20,(25)p. 111点 青木繁 浅井忠 上村松園 梅原龍三郎 岸田劉生 黒田清輝 小出楢重 古賀春江 小林古径 佐伯祐三 坂本繁二郎 竹内栖鳳 土田麦僊 富岡鉄斎 中村彝 速水御舟 菱田春草 藤島武二 藤田嗣治 前田寛治 村上華岳 安井曽太郎 安田靫彦 横山大観 萬鉄五郎/25人
No image
菊池契月遺作展
前年に逝去した菊池契月(1879‒1955)の遺作展である。京都派の代表作家として、典雅で品格のある画風を示す契月の展観は、四条派の流れを受けて、近代京都の中に生長し完成していった情感を伝える。その清澄にして典雅な様式からは画境の高さがうかがえる。本展は、京都市美術館の尽力によりほとんど全代表作を集めることができ、それら各時代の代表作を通じて契月の画業を偲ぶものとなった。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年10月5日‒10月28日(21日間) 4,853人(1日平均231人) 25.6×18.2cm16p 47点
No image
日本の彫刻:上代(埴輪・金銅仏・伎楽面)と現代
日本の上代彫刻の中から土偶、埴輪、金銅仏、伎楽面といった古代的な力を凝集した作例を選んで、現代の中堅作家9人の作品ととりまぜて陳列した。上代彫刻がみせる単純明快で強い性格に、現代彫刻にも求められる生命力の象徴を見出し、また形体や空間構成、そして制作材料の多彩さなど、さまざまな側面から上代彫刻と現代の作品とを比較対照し、そこから現代の日本彫刻の目指す方向を見極めようとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年9月1日‒9月30日(26日間) 6,844人(1日平均263人) 21.5×15.0cm(17)p 97点 石井鶴三 大須賀力 菊池一雄 木内克 辻晋堂 長野隆業 舟越保武 堀内正和 向井良吉/9人
No image
日本の風景
本展は風景画、それも日本の自然風物を扱った風景画を集めたものである。東洋においては人々の生活の底に汎神論的な自然観が横たわり、現実描写としての風景画より精神を投影した幽玄な山水画として発達してきたが、西洋から印象派が伝わって以後は、伝統的な自然観と結びついた独自の日本風景画が登場する。こうした風景表現の近代的な諸相を、明治後期から戦後にかけての日本画と洋画によって跡づけた。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年7月20日‒8月26日(33日間) 13,955人(1日平均423人) 26.2×18.4cm(3)p 103点 41人
No image
今日の写真:日本とフランス
1953年に開催された「現代写真展:日本とアメリカ」に次いで、第2回の写真展である。本展では、平凡社世界写真全集と連動してアジェ、カルティエ=ブレッソン、ブラッサイ、ドアノーなど生粋の欧州派が集められ、造形的にも秀れた作品が紹介された。あわせて現代日本の写真界を代表する秀作や、前回の展覧会以後に登場した注目すべき新人の作品が展示された。同時に、中堅写真家の撮影現場を捉えた映画『12人の写真家』が上映された。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年6月22日‒7月15日(21日間 7,630人(1日平均363人) 13.0×18.2cm(17)p 246点 56人
No image
現代の版画:日本とエコール・ド・パリ
版画をまとめて紹介したものとしては、当館で最初の展覧会。現代版画の展覧会はかねてより望まれていたが、ちょうどエコール・ド・パリの32名78点の版画作品の提供を受けて、日本の作家29名91点の作品を加え、展観したものである。参考として銅版、木版、石版の資料も陳列し、観衆の版画への興味を喚起させた。また、外国人観客からの質問が比較的多くあり、日本の版画に対する関心の高さがうかがわれた。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年5月19日‒6月17日(26日間) 6,990人(1日平均269人) 25.8×18.2cm(6)p. 169点 61人
No image
安井曾太郎遺作展
前年12月に他界したわが国洋画界の巨匠、安井曽太郎(1888‒1955)の遺作展で、遺作展委員会との共催。ブリヂストン美術館の会場を含めた大展覧会である。ブリヂストン美術館では彼の前期作品を、当館では後期作品を展示した。展覧作品は油彩、水彩、デッサン、表紙絵と多岐にわたり、巨匠の力量を遺憾なく示し、独自の写実のあり方を追究していった足跡を強く印象づけた。東京展のあと、京都市美術館でも開催した。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年4月5日‒5月13日(34日間) 71,851人(1日平均2,113人)(国立近代美術館会場) 安井曾太郎遺作展委員会 25.8×18.2cm(64)p 151点(国立近代美術館会場)
No image
第28回ベニス・ビエンナーレ展:出品作国内展示
1952年からヴェネツィア・ビエンナーレに公式参加した日本だが、当初は中央館の一部を間借りした展示にとどまっていた。この第28回を機に、政府予算に石橋正二郎氏の寄付を加えて、吉阪隆正の設計により日本館が建設され、本格的な参加となった。洋画、彫刻、版画の合計6名が選出され、うち棟方志功が版画の国際大賞を受賞して話題となったが、本展はそれにさきがけて国内披露を行ったものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年3月13日‒3月18日(6日間) 3,231人(1日平均539人) 国際文化振興会 30.4×21.2cm(1枚) 46点 植木茂須 田国太郎 棟方志功 山口長男 山本豊市 脇田和/6人
No image
明治以後の風俗画
風俗画といえばわが国では浮世絵の豊かな伝統があるが、本展では明治以後、戦後に至るまでの風俗を扱った日本画、洋画、版画を展示し、近代風俗画の変遷をたどった。鏑木清方の明治20年代の市井風俗を描いた《朝夕安居》や戦後のストリップ劇場の楽屋を写した伊東深水の《戸外は春雨》の連作は人々の懐旧の情を誘い、あるいは興味をひいた。しかし昭和初期の社会主義的な主題や、戦時中の時局に取材したものを欠き、課題を残した。 開催概要 東京国立近代美術館 1956年2月17日‒3月30日(31日間) ただし3月13日‒18日の間はビエンナーレ展出品作品国内展示のため中断 10,915人(1日平均352人) 26.0×18.5cm(3)p. 77点 47人
