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シュルレアリスム展
この展覧会は、20世紀におけるもっとも重要な芸術思潮の一つであるシュルレアリスムの美術における優れた成果を組織的に紹介し、その特質を明らかにするため、その代表的作家18名の1940年代までの典型的な作例で構成し、また映画も上映した。開催にあたりイギリスの代表的なシュルレアリスト、ローランド・ペンローズの協力を得た。また、日本でこの運動を推進した人々の中から16名の26点もあわせて展観した。 開催概要 東京国立近代美術館 1975年9月27日‒11月16日(44日間) 44,627人(1日平均1,014人) 24.0×25.0cm(152)p. 84点 靉光 浅原清隆 阿部展也(芳文) 飯田操朗 瑛九 岡本太郎 北脇昇 古賀春江 小牧源太郎 杉全直 寺田政明 中原実 浜田浜雄 福沢一郎 三岸好太郎 矢崎博信 ジャン(ハンス)・アルプ マックス・エルンスト ルネ・クレール アルベルト・ジャコメッティ サルバドール・ダリ イヴ・タンギー ジョルジョ・デ・キリコ マルセル・デュシャン ジェルメーヌ・デュラック オスカー・ドミンゲス フランシス・ピカビア ルイス・ブニュエル アンドレ・ブルトン ジャックリーヌ・ブルトン ローランド・ペンローズ ルネ・マグリット アンドレ・マッソン ロベルト・マッタ マン・レイ ジョアン・ミロ ヴィフレド・ラム/37人
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昭和48・49年度新収蔵作品の展示
1973(昭和48)年度に収蔵された横山大観《生々流転》など20点、1974(昭和49)年度に収蔵された岸田劉生《自画像》など74点を紹介した展示。同時陳列として、ソ連政府から日本政府に寄贈された福田平八郎の青年期の作品42点が披露された。これは平八郎の後援者であった首藤定氏のコレクションが終戦時に大連で手放され、その後モスクワの東洋諸民族博物館で保管されていたもので、展示の後、京都国立近代美術館に収蔵された。 開催概要 東京国立近代美術館 1975年8月23日‒9月17日(22日間) 20,481人(1日平均931人) 25.8×18.3cm6p. 94点 42人
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15人の写真家
本展は1966年の「現代写真の10人」展以来8年ぶりの写真展で、大きく変貌を続ける映像文化の中で、写真の表現領域が飛躍的に増大している状況を捉え、その新たな課題を探ろうと試みられた。作家と作品の選定は岡田隆彦、桑原甲子雄、多木浩二、渡辺勉の4氏に依嘱し、1作家につき8mの壁面を割り当てて構成された。出品作家は昭和二桁生まれが中心で、現代の写真界でもっともバイタリティに富む多彩なメンバーとなった。 開催概要 東京国立近代美術館 1974年7月26日‒9月8日(39日間) 15,030人(1日平均385人) 伊奈信男 金丸重嶺 渡辺義雄 岡田隆彦 桑原甲子雄 多木浩二 渡辺勉 26.0×18.0cm(40)p. 15,030人(1日平均385人) 315点 荒木経惟 北井一夫 沢渡朔 篠山紀信 高梨豊 田村彰英(シゲル) 内藤正敏 中平卓馬 新倉孝雄 橋本照嵩 深瀬昌久 森山大道 柳沢信 山田脩二 渡辺克巳/15人
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ヨーロッパの日本作家
京都国立近代美術館の1972年度特別展として企画され、当館に巡回された。第二次大戦前に渡欧した芸術家たちは「留学生」の意識が強かったが、戦後は国際交流が活発化し、その地に在住して国際的活動を示す作家が増えてきた。そうした作家を紹介するために、1965年に「在外日本作家展」が開催されたが、本展はそれ以後の状況を示すために企画された。フランス、イタリア、オランダ、ドイツ在住の個々の作家の仕事に焦点が当てられた。 開催概要 東京国立近代美術館 1973年1月5日‒2月11日(33日間) 8,505人(1日平均258人) 京都国立近代美術館 25.0×25.0cm(50)p 117点 秋山礼巳 吾妻兼治郎 阿部展也(芳文) 宇都宮功 大谷文男 小倉浩二 嘉野稔 木村忠太 佐々木四郎 佐藤亜土 佐藤敬 菅井汲 高橋秀 タジリシンキチ 田中阿喜良 田淵安一千葉勝 豊福知徳 中井克巳 長岡国人 長沢英俊 長谷川潔 浜口陽三 平賀敬 松谷武判 水井康雄 南桂子 宮本浩二 山縣(県)寿夫/29人
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現代ドイツ美術展
国別により世界の現代美術を紹介する特別展シリーズの一つ。ドイツ美術の戦後における主要な動向と、1971年当時の断面を示すように企画、構成された。先駆的な役割を果たしたバウマイスターをはじめ、「ゼロ」グループ、ヨーゼフ・ボイスやゲルハルト・リヒターなど30名の絵画、彫刻を展観し、当時のドイツ美術界が、世界の現代美術の当面する種々の課題に応え、大胆に推進している創造活動と、その後の可能性が提示された。 開催概要 東京国立近代美術館 1971年10月20日‒12月5日(41日間) 13,182人(1日平均322人) 京都国立近代美術館 24.0×25.0cm(94)p. 74点 ホルスト・アンテス ルートヴィヒ・ヴィルディング ランベルト・マリア・ヴィンテルスベルガー パウル・ヴンダーリッヒ リヒァルト・エルツェルプレヒト・ガイガー ホルスト・エゴン・カリノフスキー ゴットハルト・グラウプナー コンラート・クラフェック フェルディナント・クリヴェート ブルーノ・ゴラー エミール・シューマッハー ベルナルド・シュルツェクルト・ゾンダーボルグ エルンスト・ヴィルヘルム・ナイ ペーター・ナーゲル エーリッヒ・ハウザー ヴィリ・バウマイスター ユリウス・ビシエール ヤン・フォス ゲオルク・カール・プファーラー ギュンター・ヘーゼ ヴォルフガング・ペトリック エルヴィン・ヘーリッヒ ヨーゼフ・ボイス ハインツ・マック ホルスト・ヤンセン ギュンター・ユッカー ゲルハルト・リヒター カスパー・トーマス・レンク/30人
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現代インド絵画展
もっとも代表的な現代インド絵画の全体像を初めて日本に紹介し、さきの「韓国現代絵画展」と同様、アジア美術における当時の状況を省察した展覧会である。古代美術の伝統と西洋近代からの影響という特色をあわせ持つインド美術が、それまでに獲得してきた作家独自の個人的表現を示す機会となった。出品作家の選定は、ラリット・カラ・アカデミーが当たり、事前に本館においてチェックし、極力こちらの意向を反映させて構成したものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年11月3日‒11月29日(24日間) 7,421人(1日平均309人) インド共和国大使館 26.0×18.0cm(32)p. 54点 グーラン・ラスール・サントシュ ヤグディシュ・スワミナーサン ビマル・ダースグプタ シャワックス・チャヴダ バル・チャブダ ビレン・デシャンティ・デイヴ ジェラム・パテル バドリナラヤン R.S.ビシュト M.F.フサイン K.K.ヘッバール ソムナス・ホーレ ニローデ・マジュムダール A.ラマチャンドラン ラムクマール P.T.レッディ/17人
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富本憲吉遺作展
陶芸家として二人目の文化勲章を授与されるなど、近代日本陶芸の歩みに鮮烈な足跡を残した富本憲吉(1886‒1963)。逝去後、直ちに立案されながら、7年を経てようやく実現した展覧会で、作品は陶磁器のほか絵画、書などを加え、富本の芸術の全貌が展観できるものであった。当館での過去の遺作展に倣い、本展でも遺作展委員会が設けられ、京都国立近代美術館との共催によって開催、京都へも巡回された。 開催概要 東京国立近代美術館 1970年4月1日‒5月10日(35日間) 15,827人(1日平均452人) 京都国立近代美術館 富本憲吉遺作展委員会 26×18cm(36)p. 251点
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第4回ジャパン・アート・フェスティバル(日本芸術祭):国内展示
1965年に始まるジャパン・アート・フェスティバルはこれまでアメリカ方面の各都市で開催されてきた。4回目を迎える今回は初めてのヨーロッパ開催の試みとして、1970年3月パリ市チェルヌスキ美術館を皮切りに5月にマルセイユ、9月にミュンヘンへと巡回するものの国内展示である。今回は公募のみで委嘱作家の部門は廃止された。またヨーロッパ在住の高橋秀、吾妻兼治郎は作品を開催地に直送するため、国内展示には不出品だった。 開催概要 東京国立近代美術館 1969年12月6日‒12月14日(8日間) 25.8×18.2cm(2つ折り、折りたたみ時) 社団法人 国際芸術見本市協会 乾由明 今泉篤男 嘉門安雄 河北倫明 久保貞次郎 東野芳明 富永惣一 中原佑介 針生一郎 三木多聞 山田智三郎 25.8×18.2cm(2つ折り、折りたたみ時) 72点 60人
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第6回東京国際版画ビエンナーレ展
今回は40カ国が参加し、出品点数の内訳は外国129名356点、日本42名110点となった。第4回までは、国際大賞が外国人作家に、日本人作家の最高賞が東京国立近代美術館賞に振り分けられていたが、第5回から日本人作家も国際大賞の対象となり、今回は野田哲也(1940‒)が受賞した。また東京国立近代美術館賞はグラフィックデザイナーの永井一正(1929‒)が受賞し、横尾忠則(1936‒)による展覧会ポスターともあいまって、版画とデザインの関係が話題となった。 開催概要 東京国立近代美術館 1968年11月2日‒12月15日(38日間) 16,745人(1日平均441人) 国際文化振興会 マリオ・ペドローザ ムルク・ラジュ・アナンド マウリツィオ・カルヴェージ ウィレム・サンドベルク ハリーナ・フロストフスカ ピーター・セルツ 山田智三郎 23.4×18.6cm(149)p. 466点 171人
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第3回日本芸術祭:国内展示
日本の現代芸術文化を海外に紹介し、広い意味でその市場を開拓することを目的として始められた芸術祭の3回目となる今回は、1968年7月から、メキシコ市とセントルイスにおいて開催されることになり、展示作品を発送するのに先立って、1作家1作品を原則に当館で国内展示した。靉嘔、猪熊弦一郎、ジェームス・鈴木らの在外作家は作品を開催地に直送するため、国内展示には不出品。なお今年度は委嘱作家に加え、公募部門を設けた。 開催概要 東京国立近代美術館 1968年5月18日‒5月26日(8日間) 2,882人(1日平均360人) 社団法人 国際芸術見本市協会 今泉篤男 岡田譲 嘉門安雄 河北倫明 久保貞次郎 小山冨士夫 富永惣一 原弘 前田泰次 山田智三郎 今泉篤男 乾由明 嘉門安雄 河北倫明 久保貞次郎 三木多聞 富永惣一 東野芳明 中原佑介 針生一郎 山田智三郎 25.8×18.3cm(2つ折り、折りたたみ時) 126点 104人
