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松方コレクション:国立美術館建設協賛展

松方幸次郎氏(1865‒1950)が大正時代にフランスで収集した多数の美術品は、第二次大戦中はフランス政府により差し押さえられていたが、サンフランシスコ平和条約締結を機とした返還運動により、約370点が返還されることとなった。それを受け入れ常時陳列する新しい美術館(国立西洋美術館)が建設されることになり(1959年開館)、その建設基金の一助として美術界から日本画、洋画、版画、彫刻、工芸約600名の作家が寄贈した作品を展示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1955年3月16日‒3月20日(5日間) 7,239人(1日平均1,448人) 19.3×10.0cm(24)p. 545点 594人

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坂本繁二郎展

坂本繁二郎(1882‒1969)は、ヨーロッパの合理的な造形思考に共鳴しながら、絵画の本道は自分を「虚」にして対象と一体となり、そこで捉えた世界を表現することだと定め、終生描くことの意味を問い続けた。その孤高の画境は、比類ない「日本人の油絵」として高く評価されている。本展は坂本の生誕100周年を祝して開催され、当館終了後は京都国立近代美術館および坂本の生地である久留米の石橋美術館に巡回した。 開催概要 東京国立近代美術館 1982年3月19日‒5月9日(45日間) 88,801人(1日平均1,973人) 25.5×22.5cm (190) p. 坂本繁二郎の芸術 / 河北倫明 [美術]坂本繁二郎展 色彩の叙情 / (雅) 読売新聞(夕) 1982年3月25日 坂本繁二郎展 代表作そろえ充実 / 滝悌三 日本経済新聞 1982年4月6日 坂本繁二郎展を見て / 東野芳明 朝日新聞(夕) 1982年4月26日 138点 京都国立近代美術館 久留米・石橋美術館 朝日新聞社

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アボリジニの美術:伝承と創造 オーストラリア大地の夢

京都国立近代美術館の特別展を交換展として開催したもので、オーストラリア先住民アボリジニが生み出した、固有の世界観に基づいた美術を紹介した。オーストラリア各地の美術館・博物館に所蔵されている1930年代から70年代までの樹皮画、点描画に加え、アクリル画、素描、版画などの今日(1980年代)のアボリジニ美術も展示し、民族学的見地からではなく、現代に生きる美術表現としてのそれらの可能性を探ろうとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1992年11月17日‒12月20日(30日間) 8,732人(1日平均291人) 29.7×21.0cm (174) p. クロスロード:新しいリアリティに向けて / マイケル・オファレル 豪大陸先住民アボリジニの美術 / 谷川晃一 読売新聞(夕) 1992年12月3日 アボリジニの美術展 「原始」宿す / (宝) 日本経済新聞 1992年12月11日 約90点 79人 現代のアボリジニ美術 / ジョン・スコット・マンダイン 京都国立近代美術館

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文展の名作[1907-1918]

この年から、美術ファンに向けた入門的な展覧会をシリーズ化し、その第1回として開催した展覧会である。文展とは、1907年に創設された日本で最初の官設公募展(文部省美術展覧会)の略称であるが、作家の創作意欲を刺激したばかりでなく、美術の大衆化など社会に与えた影響も大きかった。本展では、所蔵作品を中心に文展出品作を展示し、名作や物議をかもした作品を今日の視点から見直すことによって、日本の美術の近代化の意味を探る機会とした。 開催概要 東京国立近代美術館 3階、4階 1990年5月18日‒7月8日(45日間) 18,002人(1日平均400人) 27.9×22.5cm (104) p. 序文 / 児島薫 「文展の名作」展 / 滝悌三 日本経済新聞 1990年6月12日 112点 78人

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若林奮展:今日の作家

「今日の作家」と題したシリーズ展の第1回展。人間を取り巻いている自然と対話するかたちで人間そのものを問い直すことを彫刻という物質─鉄ならびに鉛や銅などの金属を主に加えて木などの自然材など─をもって解き明かしていると言える彫刻家若林による、《大気中の緑色に属するものII》などインスタレーションを含む個展。神奈川県立近代美術館での個展開催のあった1973年以降の歩みを、「振動尺」「所有・雰囲気・振動」の二つの軸において、若林の提示し続ける問いと詩情を再考察しようとした展覧会。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年10月6日‒11月8日(30日間) 7,818人(1日平均261人) 27.0×21.0cm (84) p. ひとつのはじまりを知ること / 市川政憲 反=彫刻としての若林作品:鉄、人間像、部屋、自然について / 髙橋幸次 [美術]若林奮展 反彫刻的身振りを捨てて / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1987年10月13日 若林奮展 / 滝悌三 日本経済新聞 1987年10月24日 [Stardust]エッ、ここが東近美? 若林奮展 / 藝術新潮 38-11 1987年11月 [座談会=美術季評 ’87冬]デュシャン、セラ、敦煌壁画を見て / 酒井忠康、東野芳明、米倉守(座談) 季刊みづゑ 945 1987年12月 [Exhibition]若林奮展 私有する彫刻 / 建畠晢 美術手帖 588 1987年12月 80点 京都国立近代美術館

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杉山寧展

杉山寧(1909‒93)は、卓抜した描写力と緊密な構成力を基盤として、戦後の日本画の分野で意欲的に新しい画境を開拓した。その堅牢な画面と、奥深くに静謐な叙情を湛えた作風は、従来の日本画の枠を超えたものとして高い評価を得ている。この展覧会では、杉山が戦前の官展や戦後日展に発表した代表作に、当時発表しないまま描きためていたカッパドキアを題材とする新作、デッサン等を加え、杉山の創作の軌跡と新たな展開を示した。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年8月18日‒9月27日(36日間) 100,898人(1日平均2,803人) 27.0×22.0cm (213) p. 杉山寧の芸業 / 河北倫明 構成とイメージ:杉山寧の抽象的作品について / 岩崎吉一 杉山寧展 16年ぶりの回顧 / 米倉守 朝日新聞(夕) 1987年8月26日 [美術評]杉山寧展 上下 / 寺田千墾 東京新聞(夕) 1987年8月26, 28日 [美術]杉山絵画、深遠な全容 / (雅) 読売新聞(夕) 1987年8月31日 [美術]杉山寧展 首尾一貫の表現理念 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1987年9月1日 [美術時評]下田義寛問題、林武、杉山寧、モンドリアン / 瀧悌三 アトリエ 729 1987年11月 [座談会=美術季評 ’87冬]デュシャン、セラ、敦煌壁画を見て / 酒井忠康、東野芳明、米倉守(座談) 季刊みづゑ 945 1987年12月 123点 日本経済新聞社

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昭和60・61年度:新収蔵作品展

1985、86(昭和60、61)年度に新たに収蔵品に加わった作品は、日本画5点、油絵その他34点、水彩・素描31点、写真2点、版画105点、彫刻10点の計187点であった。特筆すべきは、昭和59年度に開催された特別展「メタファーとシンボル:現代美術への視点」出品作から、ジェラール・ガルースト、ベルトラン・ラヴィエ、辰野登恵子等の仕事が収蔵されたことである。現代美術展の開催と作品収蔵を連動させる新たな可能性を切り拓くものであった。 開催概要 東京国立近代美術館 1987年2月5日‒2月22日(16日間) 4,045人(1日平均253人) 25.5×19.0cm (16) p. 147点 57人

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大正期の細密描写:写実の系譜 2

「洋風表現の導入 江戸中期から明治初期まで:写実の系譜 1」に続くシリーズの第二弾。大正期において洋画と日本画に共通して現れる克明緻密な細密描写(ミニアチュールではない)の傾向を「I 岸田劉生とその周辺」「II 速水御舟とその周辺」「III 京都の日本画」に大別し、洋画、日本画ともに第二世代とも言える画家たちによる大正期の細密描写の機縁を、精神的側面と造形的側面から検証する展覧会となっている。 開催概要 東京国立近代美術館 1986年10月30日‒12月7日(34日間) 12,331人(1日平均363人) 25.6×19.0cm (270) p. 大正期の細密描写 / 岩崎吉一 岸田劉生と草土社 / 浅野徹 大正期の速水御舟 / 尾﨑正明 国画創作協会の作家達 / 尾﨑正明 「写実の系譜II 大正期の細密描写」展 問題提起に富み新鮮 / 滝悌三 日本経済新聞 1986年11月15日 [Art News]日本だから生れた大正神秘細密画 / 藝術新潮 37-12 1986年12月 [美術時評]大正期の見直し─東・西 国立近代美術館 / 瀧悌三 アトリエ 720 1987年2月 139点 石川晴彦 入江波光 上村松篁 牛田鶏村 大沢鉦一郎 岡村宇太郎 小野竹喬 小茂田青樹 甲斐庄楠音 岸田劉生 木村荘八 小絲源太郎 河野通勢 小林古径 榊原始更 榊原紫峰 杉田勇次郎 清宮彬 高須光治 土田麦僊 椿貞雄 徳岡神泉 富取風堂 中島正貴 速水御舟 福田平八郎 松岡正雄 三岸好太郎 宮脇晴 村上華岳 横堀角次郎 / 31人 京都国立近代美術館

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洋風表現の導入 江戸中期から明治初期まで:写実の系譜 1

日本における写実表現の流れをたどるシリーズ企画の第1回展。洋風表現の導入過程に着目し、江戸中期から明治初期に制作された32作家の作品を紹介した。「浮絵・眼鏡絵」「秋田蘭画」「江戸系洋風画」「北斎・国芳・広重」など7つの系統に作品を分類し、全体の見取り図を示した。従来高橋由一らを先駆けとして語られてきた日本近代洋画の始まりを、江戸期にさかのぼって検証し、画期を成した企画である。 開催概要 東京国立近代美術館 1985年10月12日‒11月24日(38日間) 11,001人(1日平均290人) 25.7×18.2cm (244) p. 洋風写実表現の導入 / 浅野徹 憧憬と眼差し ─ 江漢と田善における洋風表現の受容と展開 / 田中淳 [アクセス あくせす]洋画に初めて接した“眼” / (T) 毎日新聞(夕) 1985年10月24日 [ウィークエンドアイ]盛り上がる秋の企画展 日本美術に自律性みる / 滝悌三 日本経済新聞 1985年10月26日 [Stardust]「写実の系譜」展 東近美の好企画 / 藝術新潮 36-12 1985年12月 189点 亜欧堂田善 荒木如元 初代安藤広重 石川大浪 石川孟高 石崎融思 岩橋教章 歌川国芳 歌川豊春 大久保一丘 奥村政信 小田野直武 葛飾北斎 川上冬崖 川原慶賀 五姓田芳柳 五姓田義松 佐竹曙山 佐竹義躬 司馬江漢 高橋由一 谷文晁 田村宗立 椿椿山 床次正精 円山応挙 安田田騏 安田雷州 山本芳翠 横山松三郎 若杉五十八 渡辺崋山 / 32人 The Incorporation of Western Elements in Japanese Art / マッティ・フォラー 京都国立近代美術館 国立国際美術館

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モディリアーニ展

イタリア中部のトスカーナ地方の港町リヴォルノに生まれ、 20世紀の初頭、エコール・ド・パリの中心的画家として活躍したアメデオ・モディリアーニ(1884‒1920)の回顧展。1896年頃の初期作品から晩年の作品までの絵画、素描、彫刻、計130点が出品された。その中には、《アマゾン(乗馬服の女)》(1909年、個人蔵)、《アントニア》(1915年、オランジュリー美術館)、《ポール・ギョーム》(1916年、ミラノ市立現代美術館)など代表作が多数含まれている。なお本展は愛知県美術館に巡回した。 開催概要 東京国立近代美術館 1985年7月19日‒9月29日(63日間) 235,906人(1日平均3,745人) 24.0×20.7cm (236) p. モディリアーニの生涯と作品 / ウィリアム・S. リーバーマン モディリアーニの神話を越えて / ダニエル・マルシェッソー モディリアーニの日本への紹介 / 岩崎吉一 モジリアーニ展 典雅な香りの叙情と形式 / 滝悌三 日本経済新聞 1985年7月25日 [美術]モディリアーニ展 精神の高貴さ反映 / 日野耕之祐 サンケイ(夕) 1985年7月26日 [美術]モディリアーニ展 質量とも二度と望めぬ試み / 加藤貞雄 毎日新聞(夕) 1985年8月30日 [美術]モディリアーニ展 炎の燃えつきる美 / 米倉守 朝日新聞(夕) 1985年9月4日 「モディリアーニ展」を見て 破滅をかけた芸術 / 中山公男 東京新聞(夕) 1985年9月17日 [美術時評]手ごたえ確かモジリアーニ展 / 瀧悌三 アトリエ 704 1985年10月 130点 東京新聞 中日新聞

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