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絵画、唯一なるもの:現代美術への視点 4
絵画は長く美術の代名詞としてあったが、近代以降、モダニズム的な絵画観への疑義が呈される中、その可能性の枯渇も語られてきた。「現代美術への視点」シリーズの第4回に当たるこの展覧会は、そのような状況を見据えつつ、絵画の変わらぬ活力と、時代環境にも呼応するその柔軟性を改めて体感する機会となることを目指して企画された。欧米と日本の作品を敢えて区別なく並置することで、その懸隔と共通性を見ることも試みられた。 開催概要 東京国立近代美術館 1995年11月3日‒12月17日(39日間) 10,893人(1日平均279人) 28.0×22.6cm (144) p. 絵画について / 中林和雄 死と絵画 / 本江邦夫 [芸術らいふ 美術]「現代美術への視点 絵画、唯一なるもの」絵との個人的出合いを結実 / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1995年11月17日 [美術]「絵画、唯一なるもの」展 日本側の印象あいまい / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1995年11月27日 [美術]「絵画、唯一なるもの」展 普遍的なモノクローム志向 / (菅) 読売新聞(夕) 1995年11月27日 [展覧会]絵画という挑戦 / 朝日新聞(夕) 1995年12月1日 [他所で見たい展覧会]現代美術への視点 絵画、唯一なるもの / 半田滋男 繪 381 1995年11月 現代美術への視点「絵画、唯一なるもの」 / 難波英夫 週刊エコノミスト 1995年12月5日 [今月の展覧会Exhibition Review]絵画、唯一なるもの 展覧会企画にわれわれが最も期待したいこと / 嶋崎吉信 美術手帖 721 1996年3月 [Arts]Modern painting found alive and well / Miki Miyatake, The Japan Timse, December 16, 1995 65点 小林正人 小林良一 高見沢文雄 長沢秀之 根岸芳郎 村上友晴 山田正亮 ロス・ブレックナー ブライス・マーデン アド・ラインハート ゲルハルト・リヒター / 11人 自作を語る / ブライス・マーデン 京都国立近代美術館
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鉄斎とその師友たち:文人画の近代
富岡鉄斎(1836‒1924)は、制作を職業ではなく余技だとする文人ならではの構えによって、南宗画の技法を基礎にさまざまな様式を幅広く取り入れて孤高のスタイルを作りあげた。この展覧会では、そうした鉄斎の代表的作品とその師友の作品とを並べ、それらを手がかりに、日本の社会が近代化の過程で失ったものの意味を探ろうと企画された。なお、本展は京都国立近代美術館の1997年度特別展として開催され、交換展として開催したものである。 開催概要 東京国立近代美術館 1998年1月27日‒3月1日(30日間) 6,617人(1日平均221人) 30.0×19.0cm (244) p. 鉄斎とその師友たち / 加藤類子 「富岡鉄斎とその師友たち」展 時代の相 浮き彫りに / 竹田博志 日本経済新聞 1998年1月30日 [美術]「文人画の近代─鉄斎とその師友たち」展 文人的エートスから視覚的な悦びへ / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1998年2月6日 196点 板倉槐堂 浮田一蕙 江馬天江 小田海僊 木下逸雲 窪田雪鷹 祖門鉄翁 田能村直入 富岡鉄斎 中島華鳳 貫名海屋 藤本鉄石 村山半牧 山中静逸 呉昌碩 胡鉄梅 徐雨亭 陳逸舟 王冶梅 / 19人 鉄斎とその師友たち / 加藤類子 中国絵画と日本文人画の構造 / ポール・ベリー 京都国立近代美術館
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村岡三郎展:熱の彫刻 物質と生命の根源を求めて
村岡三郎(1928‒2013)は、1950‒60年代に二科展ほかに出品後、熱・空気・光・音などの物理現象を作品に導入して旧来の彫刻概念に疑問を投じ、さらに80年代からは鉄・塩・硫黄・酸素ボンベなどを用いて物質や生命の根源ともいうべき熱現象を主題化するに至った。本展は、70年代より一貫して現代美術の最前線で、今日における芸術の存続の可能性を問うてきた村岡三郎の、美術館では初めての近作を中心にした個展である。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年11月1日‒1998年1月11日(54日間) 8,007人(1日平均148人) 33.0×22.3cm (98) p. 村岡三郎 1983‒1997:塩・熱・酸素 / 松本透 村岡三郎あるいは物質の沈黙 / 本江邦夫 [美術]村岡三郎展 生命と物質 非情な視線 / (菅) 読売新聞(夕) 1997年11月6日 [美術]村岡三郎展 生と死 突きつける詩的唯物論 / 田中三蔵 朝日新聞(夕) 1997年11月20日 [美術]村岡三郎展 背中合わせの虚無と根源 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1997年12月9日 [美術]村岡三郎展 『豊かに死んでいる』すべての物質 / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1997年12月12日 28点 自作を語る / 村岡三郎 松本透(聞き手) 京都国立近代美術館
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アルフレッド・スティーグリッツと野島康三
アルフレッド・スティーグリッツ(1864‒1946)と野島康三(1889‒1964)は、日米それぞれで写真史に画期をなす作品を残しただけでなく、ともに画廊や雑誌などを主宰し、同時代の新しい写真や美術の展開にも貢献した。本展は当館所蔵のスティーグリッツ作品と京都国立近代美術館所蔵の野島作品に資料などを交え、その並行する軌跡を紹介するもので、東京都写真美術館の「アルフレッド・スティーグリッツとその仲間たち」展と同時開催というかたちをとった。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1997年9月9日‒10月25日(35日間) 5,641人(1日平均161人) 30.0×22.5cm (128) p. アルフレッド・スティーグリッツ―そのストレイト・フォトグラフィの高み / 増田玲 野島康三の写真の眼 / 蔵屋美香 [美術]アルフレッド・スティーグリッツと野島康三 現代写真2人のパイオニア / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1997年9月19日 [写真展評]「アルフレッド・スティーグリッツと野島康三」展、「アルフレッド・スティーグリッツとその仲間たち」 同時開催の両面性 / 平木収 アサヒカメラ 82-14 1997年11月 [Arts] Bringing ʻfatherʼ into focus / Robert Reed, The Daily Yomiuri, September 23, 1997 [Arts] Long live American photography / Arturo Silva, The Japan Times, October 5, 1997 93点 野島康三 アルフレッド・スティーグリッツ / 2人 スティーグリッツと野島―並行する軌跡 / 増田玲 朝日新聞社
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福田繁雄のポスター:視覚の遊気
本展には福田繁雄(1932‒2009)のもっとも中心的な活動の媒体であるポスター81点が並んだ。一瞬のうちに意図が明らかとなる福田の作品は、まさにヴィジュアルコミュニケーションの真髄を実現したものである。その特徴は軽やかなユーモア感覚にあり、そのことがかえって戦争や人権などのシリアスなテーマの本質をあぶり出してもいた。本展は日本のグラフィックデザイン界を代表するデザイナーの仕事を展観するシリーズの第2回目として開催された。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1997年6月3日‒7月26日(40日間) 2,949人(1日平均74人) 29.7×21.0cm (96) p. 愉悦の造形:福田繁雄のポスター / 今井陽子 視るということ-福田繁雄のデザイン / 白石和己 [展覧会Highlight]福田繁雄ポスター展─視覚の遊気─ / 藝術公論 14-4 1997年7月 [Art Exhibitions] Posters of Shigeo Fukuda: An Artist of Visual Wit / The Mainichi Daily News, June 9, 1997 81点 今井陽子
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モダンデザインの父 ウィリアム・モリス
19世紀後半のイギリスで、デザイナーであり詩人、社会思想家、出版家として広範な躍動を繰り広げたウィリアム・モリス(1834‒96)。その多彩な業績を回顧し、近代デザインの展開に多大な影響を与え、今日もなお人々を魅了し続けているモリスの実像と現代的な意味とを、約240点の作品によって総合的に検証したものである。没後100年を機とする開催であり、多彩な魅力を発揮したモリスの仕事への理解を深め、研究のさらなる発展を企図した。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年5月27日‒7月13日(42日間) 107,258人(1日平均2,554人) 29.7×22.5cm (204) p. 序論 / リンダ・パリー バーン=ジョーンズが人を、ウェッブが鳥を、そしてモリスが野の花を描いた / 藤田治彦 「美しい書物」についての伝説 / 薮亨 ウィリアム・モリスとスタジオ・クラフト / 金子賢治 ウィリアム・モリスの仕事 / リンダ・パリー ロマンティシズム・反修復運動・講演活動 / 藤田治彦 「モリス・デザイン」の先見性とは / 鶴岡真弓 読売新聞(夕) 1997年5月28日 [アート]“モダンデザインの父”の作品240点 親しみ深い繊細な草花模様 / 渋沢和彦 産経新聞 1997年6月1日 [美術]「ウィリアム・モリス」展 協働を成り立たせる『地』 / 北澤憲昭 東京新聞(夕) 1997年6月13日 [特集]モダンデザインの父 ウィリアム・モリス展 ウィリアム・モリスの装飾人生 / 谷田博幸 藝術新潮 48-6 1997年6月 [Arts] A life of illumination / Robert Reed, The Daily Yomiuri, June 3, 1997 234点 デザイナーとしてのウイリアム・モリス / 藪亨 ウイリアム・モリスの生き方 / 川端康雄 ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館 NHK NHKプロモーション
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萬鐵五郎展:絵画の大地を揺り動かした画家
萬鉄五郎(1885‒1927)は、日本で最初期にフォーヴィスム、キュビスムなどの影響を示す作品を制作し、明治から大正、昭和へと美術の変化を促した画家の一人である。当館では1953(昭和28)年度に「四人の画家:中村彝 小茂田青樹 萬鉄五郎 土田麦僊」で取り上げて以来、初の大規模回顧展となった。岩手県立博物館の協力の下、238点の作品および30点の資料を紹介した。またカタログには詳細な年譜、文献目録を付し、書簡など一次資料の採録も行った。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年3月15日‒5月11日(50日間) 34,991人(1日平均700人) 28.0×22.5cm (267) p. 序論 / 田中淳 萬鐵五郎と大正期の「表現」 / 市川政憲 萬鐵五郎における南画 / 島田康寛 萬鐵五郎展 鏡見つめ、えぐった自己 / (田) 朝日新聞 1997年3月1日 万鉄五郎展 新しい表現生かした腕力 / 宝玉正彦 日本経済新聞 1997年3月20日 [美術]萬鐵五郎展 土着的形態と重々しい色彩 / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1997年3月21日 画家二人の回顧展比較 / (三) 朝日新聞(夕) 1997年3月24日 [美術]萬鐵五郎展 存在の追究─近代画業を再検証 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1997年3月31日 [アート]萬鐡五郎展 黎明の日本人の油彩を再確認 / 渋沢和彦 産経新聞 1997年4月20日 268点 私にとっての萬鉄五郎 / 野見山暁治 萬鉄五郎の多面性 / 陰里鐵郎 田中淳 平澤広 水沢勉 市川政憲(司会) 京都国立近代美術館 岩手県教育委員会 朝日新聞社
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モダニズムの光跡:恩地孝四郎 椎原治 瑛九
版画家であり抽象表現の先駆者であった恩地孝四郎(1891‒1955)、東京美術学校西洋画科出身で丹平写真倶楽部の中心メンバーだった椎原治(1905‒74)、フォトグラム作品で注目され多様な作品と取り組んだ瑛九(1911‒60)。昭和戦前期の新興写真の潮流の中で、三者三様の立場からアプローチされた写真作品と、関連する版画、素描、油彩や書籍などの資料により、ジャンルの枠組みを越えて展開された時代の表現の一端を探った。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1997年2月11日‒3月29日(35日間) 1,630人(1日平均47人) 29.7×21.0cm (40) p. 昭和戦前期の写真と恩地孝四郎・椎原治・瑛九 / 増田玲 [文化情報館 Art]「モダニズムの光跡~恩地孝四郎・椎原治・瑛九」 写実絵画に反旗をひるがえした画家出身写真家三人の“実験” / 高島直之 アサヒグラフ 3908 1997年3月28日 [Arts] Symphony photographic / Robert Reed, The Daily Yomiuri, March 18, 1997 105点 瑛九 恩地孝四郎 椎原治 / 3人
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北脇昇展
北脇昇(1901‒51)は、シュルレアリスムの影響を受けながら、自然科学、数学、歴史、易経などを応用して概念を図式化した、他に類を見ない絵画を生み出し、日本の前衛美術の歴史に独創的な足跡を残した画家である。当館では北脇没後に遺族から多くの作品の寄贈を受け、1958年に「四人の作家」展でも取り上げているが、本格的な回顧展はこれが最初の機会となった。京都国立近代美術館、愛知県美術館に巡回した。 開催概要 東京国立近代美術館 1997年1月25日‒3月2日(32日間) 8,392人(1日平均262人) 28.0×22.5cm (172) p. 北脇昇─眠られぬ夜の画家 / 松本透 北脇昇、小牧源太郎の1937年 / 山野英嗣 「浦島物語」をめぐって / 牧野研一郎 北脇昇展 時代の制約超えた独創性 / 宝玉正彦 日本経済新聞 1997年1月29日 [美術]北脇昇展 再考に値するシュール日本化の軌跡 / 田中三蔵 朝日新聞(夕) 1997年2月6日 [美術]北脇昇展 4部構成で全体像を明らかに / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1997年2月6日 [美術]「北脇昇展」 絵画の中で思索し想像する / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1997年2月7日 [アート]「北脇昇」展 前衛作家の本格的回顧展 / 渋沢和彦 産経新聞 1997年2月9日 140点 北脇昇 小石原勉 小牧源太郎 原田潤 吉加江京司 / 5人 北脇昇─理智と幻想のシュルレアリスト / 大谷省吾 京都国立近代美術館 愛知県美術館
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プロジェクト・フォー・サバイバル:1970年以降の現代美術再訪 プロジェクティブ[意志的・投企的]な実践の再発見に向けて
共通の理念や統合的な「大きな物語」を喪失した1970年代以降の美術状況において、個人の生存に関わるレベルで、世界との関わりや他者との関係の構築に取り組む「投企的(プロジェクティブ)」な実践に注目し、7つの「プロジェクト」を紹介した。作家たちの強い意志と歴史認識に裏づけられた確固とした投企(プロジェクト)を検証することで、彼らの実践の中に新たなパラダイム構築の可能性を探った。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年12月3日‒1997年1月12日(28日間) 3,710人(1日平均133人) 29.5×20.7cm (96) p. はじめに:出品作品への若干の脚注 / 河本信治 投企(プロジェクト)について / ヴィレム・フルッサー [文化]と[自然]もしくは……自然は極めて滑稽なものになってしまった。 / フリードリヒ・ヴォルフラム・ホイバッハ チルドレンズ・パヴィリオン:ジェフ・ウォールとのコラボレーション / ダン・グラハム [革命の女たち]について / アン・シーモア ポリスカー(POLISCAR) / クシュトフ・ウディチコ シャー・アルマジャーニ《サッコとヴァンゼッティの読書室》の展示:「ユナイテッド・カラー・オブ・ベネトン」の戦略的成功 / ジャン=クリストフ・アマン エイズとベネトン / ジャン=クリストフ・アマン 世界通貨ベネトン:一つの反論(フランクフルト近代美術館のベネトン・ルームに対する抗議) / エヴァ・フォン・プラーテン [美術]「プロジェクト・フォー・サバイバル」展 70年以降の制作を展示 現代美術の可能性探る / (菅) 読売新聞(夕) 1997年1月6日 [Art] Dipping your head in a bowl of water until the end of the uni-verse comes / Julia Cassim, The Japan Times, December 29, 1996 48点 宮島達男 クシュトフ・ウディチコ アンゼルム・キーファー ダン・グレアム ロータ・バウムガルテン フランクフルト近代美術館(MMK) マルセル・ブロータース / 7人 京都国立近代美術館
