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東松照明写真展:インターフェイス
同時代の日本を鋭く見据えた作品により、戦後世代の旗手となった東松照明(1930‒2012)は、1972年からの1年半にわたる沖縄滞在を境に、ほとんどの撮影をカラーフィルムで行うようになる。本展はそのカラー作品により構成された。日本文化の深層へ関心を向けた《光る風・沖縄》や《京》、波打ち際への微視的な視線が宇宙的なスケールを想起させる表題作《インターフェイス》など、転機となった沖縄滞在以降の東松の仕事の展開と深化をたどった。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1996年10月1日‒11月30日(45日間) 3,021人(1日平均67人) 28.0×22.5cm (126) p. 序論 / 増田玲 東松照明の沖縄写真をめぐって / 松本透 [展評]東松照明写真展「インターフェイス」 生命の輝きを色で表現 / 奥田裕 産経新聞 1996年10月13日 [美術]東松照明写真展/柴田敏雄作品展 対象の表皮から「全体」を描く深さ / 大西若人 朝日新聞(夕) 1996年10月31日 132点 東松照明氏に聞く / 東松照明 松本透(聞き手) 増田玲(聞き手)
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90年代の韓国美術から:等身大の物語
韓国の現代美術においては、1970年代に固有の自然観に基づいたモダニズム的展開があり、1980年代にはそれを批判し社会的現実に関わっていこうとする民衆美術の展開が見られた。それら二つの動向を踏まえた1990年代の韓国美術には、自らの生活の現実に根ざしながら、また自律的な美術表現をも模索する一群の作家が認められる。本展はそのうちから14名の作家を選んで紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年9月25日‒11月17日(47日間) 8,818人(1日平均188人) 28.0×22.5cm (115) p. 根の深い樹・淵の深い河─韓国現代美術を探して / 千葉成夫 グローバリズムの時代の韓国現代美術を読み取るために / 大野郁彦 [美術]「90年代の韓国美術から─等身大の物語」 誘われる新鮮な充足感 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1996年10月1日 [美術]「90年代の韓国美術から─等身大の物語」展 14作家、多様な“濁りない魂” / (菅) 読売新聞(夕) 1996年10月4日 「90年代の韓国美術から」展 確かな“手ざわり” / 宝玉正彦 日本経済新聞 1996年10月11日 [美術]「九〇年代の韓国美術から─等身大の物語」 自らの根拠を問い直す / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1996年10月11日 [美術]「90年代の韓国美術から」展 固有の文化 普遍語で語る姿勢 / 田中三蔵 朝日新聞(夕) 1996年10月17日 「アジア」と括られない美術 / 鷲見哲彦 公明新聞 1996年11月12日 「絵と文化的場所」 90年代の韓国美術から─等身大の物語 / 中ザワヒデキ 太陽 429 1996年12月 [Art Square]90年代の韓国美術から─等身大の物語 日本の現代美術に蔓延している〈軽口芸術〉の対極に位置する / 難波英夫 週刊エコノミスト 1996年12月24日 [Exhibition Review]90年代の韓国美術から─等身大の物語 汎自然主義の底流 / 高島直之 美術手帖 735 1997年1月 『街角のアート・九十年代の作家たち』 90年代の韓国美術から─等身大の物語 / ばんのなおこ アートマインド 90 1997年3月 [Arts] Getting to know the neighbors / Robert Reed, The Daily Yomiuri, October 18, 1996 [Art] Monochromes belie variety in Korean art / Miki Miyatake, The Japan Times, November 2, 1996 52点 禹順玉 厳貞淳 金鍾鶴 キムスージャ(金守子) 金浩得 金洪疇 金明淑 諸如蘭 鄭廣鎬 朴仁哲 ベー・ビョンウ(裵炳雨) 劉明均 尹錫男 李英培 / 14人 それぞれの物語 / 炳雨 金洪疇 厳貞淳 朴仁哲 尹錫男 千葉成夫(司会) 国立国際美術館
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亀倉雄策のポスター:時代から時代へ 1953年-1996年の軌跡
戦後日本のグラフィックデザイン界のリーダーとして長く活躍してきた亀倉雄策(1915‒97)の1953年から最新作までのポスター93点によりその業績を回顧した。線や面の構成による抽象的な作品や、写真を用いたポスターは、ダイナミックな力動感にあふれ、人々に強い印象を与えてきた。約40年間にわたる亀倉のポスターの軌跡は、戦後日本のさまざまな出来事を思い起こさせるものでもあった。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1996年8月6日‒9月21日(35日間) 3,507人(1日平均100人) 26.0×26.0cm (116) p. 亀倉雄策のポスター / 白石和己 デザインに目開かせる2人のワンマンショー開催 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1996年7月26日 [人ひと人]傘寿過ぎても意気軒昂 ポスターに絞って個展 亀倉雄策さん / (坂) 日本経済新聞 1996年8月25日 [美術]特別展・亀倉雄策のポスター 抽象美極めた近作 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1996年9月2日 [ニュース&カレンダー]特別展「亀倉雄策のポスター」展 時代を反映する90点 / (M) 産経新聞 1996年9月8日 [単眼複眼]亀倉雄策のポスター テーマは明確、素材は自在に / (若) 朝日新聞(夕) 1996年9月9日 From hand to computer, graphic design evolves / Miki Miyatake, The Japan Times, August 24, 1996 93点
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交差するまなざし:ヨーロッパと近代日本の美術 東京国立近代美術館、国立西洋美術館所蔵作品による
東京国立近代美術館と国立西洋美術館とが初めて共同で企画した展覧会。両館の所蔵品の中から選りすぐった絵画、彫刻などを6つの章に分けて展示した。印象派を特徴づける「外光への関心」をはじめ、「装飾性」「細密描写」「物語表現」「マチエール」といった日本の近代絵画の諸問題や、ロダンと日本の近代彫刻との関係に焦点を当て、日本とヨーロッパの芸術家たちの交差するまなざしの意味を改めて見つめ直そうとした。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年7月20日‒9月8日(44日間) 31,916人(1日平均725人) 29.0×22.5cm (269) p. 西欧へのまなざし / 高階秀爾 空間について / 本江邦夫 点描表現の日本における受容をめぐって─太田喜二郎を中心に / 大谷省吾 装飾の系譜─壁画から壁面へ / 蔵屋美香 岸田劉生におけるデューラーの受容 ─ 複製画を通して見た西洋古典絵画 / 佐藤直樹 明治期洋画のイコンとナラティブ─歴史画受容をめぐる一試論 / 喜多崎親 19世紀後半以降の西洋美術の状況と近代日本洋画における「写実」の関係をめぐって─ギュスターヴ・クールベと須田国太郎のマチエール分析を中心的論点として / 都築千重子 表面と内的生命─日本近代彫刻におけるロダニズムの暗部 / 髙橋幸次 [アート]交差するまなざし 近美と西美が合同企画展 / 渋沢和彦 産経新聞 1996年7月28日 交差するまなざし / 宝玉正彦 日本経済新聞 1996年8月13日 [美術]「交差するまなざし」展 西欧と日本の「近代」見つめ直す / 大西若人 朝日新聞(夕) 1996年8月15日 127点 95人 喜多崎親 都築千重子 中学・高校美術科担当教諭のための美術鑑賞講座 / 本江邦夫 美術鑑賞教室 国立西洋美術館
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岸田劉生 作品と資料
当館は1993(平成5)年度、岸田劉生の子息、岸田鶴之助氏より、水彩・素描、画稿、日記、書簡、写真、蔵書等を含む約600点の岸田劉生関係資料をご遺贈いただいた。本展覧会は、3年にわたり行われたその整理・調査の成果を披露するものである。当館でもとから所蔵していた作品も加え、資料を通して新しい視点から劉生の全体像を紹介することに努めた。また開催に合わせ、所蔵品目録『岸田劉生 作品と資料』を刊行した。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年6月1日‒7月7日(32日間) 9,697人(1日平均303人) 29.0×25.0cm (62) p. [展覧会]「岸田劉生展」 手紙や日記など豊富に / (江) 産経新聞(夕) 1996年6月28日 [Art] Art with elbow room at Takebashi / Miki Miyatake, The Japan Times, June 22, 1996 319点
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新収蔵作品展:日本画 油彩その他 水彩 素描 版画 彫刻 写真
1993‒95(平成5‒7)年度の3年間に新たに収蔵された作品は、日本画3点、油彩その他35点、水彩・素描55点、版画95点、彫刻14点、写真249点、資料5点の計456点であった。現代美術では赤塚祐二《hana 119111》(1991年)、伊藤誠《無題》(1991年)がコレクションに加わった。海外作家では、パウル・クレーの重要作《花ひらく木をめぐる抽象》(1925年)や、ジャン(ハンス)・アルプ《地中海群像》が収蔵された。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年6月1日‒7月7日(32日間) 27.9×21.0cm (13) p. 123点 68人
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身体と表現1920-1980:ポンピドゥーセンター所蔵作品から
パリのポンピドゥーセンターの所蔵品から絵画、彫刻、写真、映像作品などを選りすぐり、人間にとってもっとも根本的な存在である身体をテーマとして、20世紀ヨーロッパ美術の歴史を読み直そうとした試み。2度の大戦や大量消費社会の到来など、激動に満ちた20世紀における芸術家たちの身体観の諸相やその変貌を跡づけた。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年3月5日‒5月19日(66日間) 107,135人(1日平均1,623人) 29.0×22.5cm (276) p. 揺れ動く身体 / クロード・シュバイスグート 無数の言い方 / ジャン=ミシェル・レイ 近代・現代日本美術における身体性 / 千葉成夫 [芸術らいふ 美術]「身体と表現 一九二〇-一九八〇」展 解体された人間の姿 / 山梨俊夫 東京新聞(夕) 1996年3月15日 「身体と表現 1920 ‒1980」展 多様な人間観映す / 宝玉正彦 日本経済新聞 1996年3月18日 [芸術展望]苦難の現代と格闘する世界 / 川端香男里 聖教新聞 1996年3月26日 [美術]身体と表現 1920 ‒1980 悲しい世紀を改めて確認 / 田中三蔵 朝日新聞(夕) 1996年4月4日 [展評]「身体の表現1920 ‒1980」展 全き姿の解体と変形の過程 / (M) 産経新聞 1996年4月28日 [展覧会]身体と表現 1920 ‒1980 多彩な「創造の根源」 / (江)産経新聞(夕) 1996年5月10日 身体と表現 1920 ‒1980 ポンピドゥーセンター所蔵作品から / 斎藤道子 産経新聞 1996年5月16日 身体と表現─ポンピドゥーセンター所蔵作品から 「身体」が問う人間と世界の関係 / (賀) 新美術新聞 760 1996年3月11日 [季評:美術]三つの「所蔵品展」による日本の文化状況 / 倉林靖 武蔵野美術 101 1996年7月 120点 66人 小・中学校美術科担当教諭のための美術鑑賞講座 / 石井優子 千葉成夫 京都国立近代美術館 NHK NHKプロモーション 国立近代美術館/産業創造センター 国立ジョルジュ・ポンピドゥー芸術文化センター クロード・シュバイスグート
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石元泰博展:現在の記憶
石元泰博(1921‒2012)の近作展。未発表の新作を含む、 1980年代半ば以降に制作された《雲》、《落ち葉》、《あき缶》、《雪のあしあと》の4つの連作により構成された。シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)に学んだ石元は、その卓越した造形感覚により、正統的なモダニズムを体現する写真家として、日本の写真界に独自の位置を得てきた。うつろいゆくものに関心を向けた近作群による本展は、その40年以上に及ぶ活動の新局面を示すものとして注目された。 開催概要 東京国立近代美術館フィルムセンター展示室 1996年2月14日‒3月30日(34日間) 2,498人(1日平均73人) 24.0×19.2cm (70) p. 生きた世界への眼差し / 増田玲 [写真]石元泰博「現在の記憶」展 情緒的な見方 拒む厳しさ / (前) 読売新聞(夕) 1996年3月13日 [単眼複眼]石元泰博展 ダンディズムが深い詩情に / (若) 朝日新聞(夕) 1996年3月18日 [写真展評]石元泰博「現在の記憶」 知覚の刹那的なセンス / 平木収 アサヒカメラ 81-5 1996年4月 Photographer zooms in on the impermanence of things / Kaori Minakuchi, Asahi Evening News, March 14, 1996 140点 石元泰博 増田玲(聞き手) ダスティン・W.レヴィット
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ドナウの夢と追憶:ハンガリーの建築と応用美術
19世紀的な歴史主義様式を離脱し、来るべき20世紀の新しい様式を模索した国際的な動向であるアール・ヌーヴォーの中で、パリやウィーン(ユーゲントシュティール)の陰に隠れて見落とされがちだったハンガリーの状況に着目した展覧会。約380点の作品・資料が出品された。レヒネル・エデン(1845‒1914)などの建築とジョルナイ工房の陶器を中心に、ハンガリーのアール・ヌーヴォーが、民族の伝統的装飾を新しい国民様式として再構築する動向であったことを実証しようとする研究的側面も兼ね備えた展覧会であった。 開催概要 東京国立近代美術館 1996年1月5日‒2月12日(34日間) 12,321人(1日平均362人) 29.7×21.0cm (240) p. ハンガリー人、およびハンガリーについて / ベルタ・イシュトバーン レヒネルとハンガリーの世紀末建築 / ハディック・アンドラーシュ 世紀末のハンガリーの建築・応用美術における自民族のイメージと東方的モチーフ / コヴァーチュ・オルショヤ [今月の展覧会 Exhibition Review]ドナウの夢と追憶─ハンガリーの建築と応用美術[1896 ‒1916] 国とデザインの運命がみえる /藤森照信 美術手帖 722 1996年4月 約380点 117人 京都国立近代美術館
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辰野登恵子:1986-1995
現代美術の分野において、概念的な表現が主流をなしていた1970年代に制作を始めながら、改めて絵画のもつ豊饒なイメージに目を向け、その可能性の探求にいちはやく取り組んだ画家の一人、辰野登恵子(1950‒ )。以来、80年代から90年代にかけて、色と形、表面と奥行きなど、絵画の本質をめぐり積み重ねられてきた彼女の制作の歩みを、 10年間の近作および本展のための新作によって紹介した。 開催概要 東京国立近代美術館 1995年9月15日‒10月22日(33日間) 10,235人(1日平均310人) 27.5×22.6cm (82) p. 辰野登恵子 ─ 世界と向き合う絵画 / 本江邦夫 辰野登恵子展 作家の意思、画面に定着 / (坂) 日本経済新聞 1995年9月22日 [美術]辰野登恵子展 色面から光が湧出 86年当時に一つのピーク / (菅) 読売新聞(夕) 1995年9月26日 [美術]辰野登恵子展 現代絵画の軌跡を代表する作品群 / 三田晴夫 毎日新聞(夕) 1995年9月28日 [アート]辰野登恵子展 豊かな絵画へ向けて / (M) 産経新聞 1995年10月15日 約40点
